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OPPOスマホ「R11s」は買いなのか ファーウェイ「HUAWEI Mate 10 Pro」と比較レビュー (3/5)

文●中山 智 編集●ASCII編集部

2018年02月28日 17時30分

第3試合 だからどっちが速いんだ!? 急速充電対決

 付属の専用充電機を使用した場合、Mate 10 Proは最大5V/4.5Aもしくは4.5V/5Aでの充電が可能。一方、R11sは5V/4Aとなっている。実際に両機ともバッテリー切れでシャットダウンするまで使用したあと、付属の専用充電機で充電してみた結果、Mate 10 Proが30分で59%だったのに対し、R11sは30分で60%と数値的には互角だった。ただし、Mate 10 Proのほうが800mAhほどバッテリー容量は多いので、実際に充電した量はMate 10 Proのほうが多い。

 また、Mate 10 ProはType-Cで、PD対応充電機を使うと9V/2Aに近い数値で充電できたため、専用充電機以外でも高速で充電可能なのはポイントが高い。そのため、この勝負はMate 10 Proを僅差で勝者にしたい。

Mate 10 ProはType-Cを採用しており、USB PD対応の充電機使用時には9V/2Aに近い数値で充電できた

R11s付属の充電機は、OPPO独自の高速充電規格VOOCに対応し、5V/4Aで充電可能

付属充電機で0%から充電した結果

  充電時間 15分 充電時間 30分
Mate 10 Pro 31% 59%
R11s 30% 60%

第4試合 数字は正直! ベンチマーク対決

 AnTuTu Benchmarkで計測した結果、Mate 10 Proのスコアが210701なのに対して、R11sは121784と1.7倍ほどのスコア差がでた。特にGPUスコアに関しては、Mate 10 Proが83859なのに対して、R11sが30760と倍以上差がついた。3Dゲームなどをプレーするなら圧倒的にMate 10 Proのほうが向いている。

 とはいえ、R11sはOPPOのフラッグシップとはいえ、搭載しているCPUはSnapdragon 660とミドルハイのモデル。数値的にMate 10 Proが勝者になるのは当たり前だが、端末自体の価格も約2万2000円近い差があるので、コスパを考えればR11sも十分健闘していると言えるだろう。

Mate 10 Proのスコア。いずれのスコアも高いが特にGPUのスコアが高い

R11sもCPUとメモリーのテストでは健闘しており、テキストベースの作業なら遜色はない

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