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OPPOスマホ「R11s」は買いなのか ファーウェイ「HUAWEI Mate 10 Pro」と比較レビュー (4/5)

文●中山 智 編集●ASCII編集部

2018年02月28日 17時30分

どちらもAI搭載! カメラが優れているのはどっち?

 アウトカメラだが、Mate 10 Proは2000万画素のモノクロセンサーのおかげで若干暗めに写っても、それは黒くつぶれているのではなく、しっかりと明るさに階調がある。また、色も濃い仕上がりの印象。逆にR11sは明るく仕上げようとする傾向にあり、色合いも見たままに近い仕上がりだった。

 デュアルレンズを活かしたボケ効果はどちらのカメラも秀逸で、ポートレートモードなら人物だけ、ブツ撮りなどではピントを合わせた部分以外を自然にボカしてくれる。ただし、Mate 10 Proはワイドアパーチャ機能があり、撮影したあとでピント位置を変えられるというアドバンテージがある。

 ポートレートやセルフィーも、ビューティーモードなどに早くから取り組んでいる両社だけに、自然な仕上がりになる。特に、R11sは男性のヒゲなども検知して自然な仕上がりになるのがイイ。また、R11sはインカメラも2000万画素と高解像なので、セルフィーの撮影機会が多いユーザーにはピッタリ。

 アウトカメラならMate 10 Proの圧勝、インカメラはどちらも優秀だが、R11sが鼻の差で勝利といったところ。

※写真はすべて原寸大で掲載しています。データ通信量にご注意ください。

屋外「Mate 10 Pro」奥の木の葉っぱまでしっかりと描写されている

屋外「R11s」手前にピントがあたって背景はボカした仕上がりに

屋内「Mate 10 Pro」そのままシャッターを切るとやや暗い仕上がりだが、黒つぶれはしていない

屋内「R11s」明るく仕上げている印象。ピンクの花がやや白飛びしている

ボケみ「Mate 10 Pro」ピントを合わせた部分がシャープでクッキリとしており印象的

ボケみ「R11s」ブーケの手前部分もボケてしまって、ブーケ全体にシャープさがない

夜景「Mate 10 Pro」ノイズはほとんどなく、夜空はしっかりとした黒で描画されている

夜景「R11s」夜空にノイズがのっており鉄パイプの光沢の描画なども甘い

セルフィー「Mate 10 Pro」左が補正オフ、右の補正度合は最大の10。アゴのラインなどもしっかりと残っている。ただし、拡大すると髪の毛などの描写があまい

セルフィー「R11s」左が補正オフ、右の補正度合は最大の6。肌の色の補正がかなりかかっており、色白に仕上がる。2000万画素の実力どおり、髪の毛なども細かく描写されている

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