●コンピュータらしさをにじませるUSB-C
iPadはiPhoneと同様に30ピンDock端子からLightning端子に変わり、iPhoneと同じ充電器やアクセサリが利用できるようになっていました。しかし2018年モデルのiPad Proは、今度はMacと同じUSB-C端子を搭載しました。
筆者はデスクでMacBook Proを使っていますが、充電ケーブルの先にUSB-Cハブを装着し、そのハブを抜き差しすることで充電やキーボード、デジタルカメラのSDカードなどのアクセサリを一度に着脱できるようにしています。
iPad ProにMacBook Proで使っているままのUSB-Cハブを差し込んでみると、充電が始まり、外部ディスプレーが点灯し、そしてハブにUSBで接続していた外付けキーボードまで使えるようになりました。
つまり、iPad ProとMacBook Proで、ほぼ完全にアクセサリを共有化できたのです。
実はUSB-C端子を搭載したと聞いたとき、今までiPad向けに揃えてきたLightning端子に差し込むアクセサリ類、たとえばSDカードリーダーや外付けステレオマイク、HDMI出力アダプタなどが使えなくなり、新たにアクセサリを揃えなければならないのかと暗い気持ちが漂いました。
しかし、Mac向けのUSB-Cハブが利用できて追加出費がいらなくなった点は、とてもありがたい対応でした。言い換えれば、MacとiPad Proをより併用しやすくなったということです。