G9でみせるこだわり
触り心地と使い心地にともにこだわる
iidaブランドで初めて世に送り出されるケータイが「G9」だ。同社では端末型番のネーミングルールを変えたばかりだが、G9に続く端末の名称が「misora」であることを考えると、iidaはこれに沿わない名前の付け方で進んでいくようだ。デザインは数々のプロダクトデザインを手がけてきた岩崎一郎氏が手がけている。
まず握ったときに、丸みがありながら堅いチタン化合物でコーティングしたステンレスのフレームの質感がよい。ミラーコーティング、マット、ブラックなど、見た目と手触りにバリエーションを持たせ、さらに通話・クリア・終話ボタンには、アルミを使用。よく触れる箇所の触り心地も楽しい(関連記事)。
スライド式ゆえ押し心地が気になるテンキーも、段差を付けてとても上質なタッチだ。液晶ディスプレイのグラフィックやサウンドにいたるまでこだわりを惜しまなかった様子がうかがえる。そしてメインターゲット層を考えるうえで、今回外せなかったというのがGSM対応のグローバルパスポート(国際ローミング)。このクールなケータイを世界中で見せびらかせる点もおもしろい。