アスキースマホ総研・白書

スマホの“急速充電”の違いを徹底解説する (4/4)

文●島徹 編集●南田ゴウ

2016年11月23日 15時00分

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Quick Charge 3.0対応モバイルバッテリーをチェック

 モバイルバッテリーは、外出先でもスマホを充電できる便利なアイテムだ。だが、充電中の操作はケーブルが邪魔になるので、なるべく短い時間で取り外したいところ。そんなときに便利なのが、QuickCharge 3.0対応のモバイルバッテリーだ。Quick Charge 3.0対応スマホなら、バッテリーが切れかけの状態から1時間もあれば一気に70~80%近くまで充電できる。

PowerCore 10000 with Quick Charge 3.0
●Anker ●直販価格:5999円

 軽量コンパクトかつ、Quick Charge 3.0に対応した容量10000mAhのモバイルバッテリー。内蔵バッテリーが3000mAh前後のハイエンドスマホを約2回フル充電できる。

PowerCore Speed 10000 QC
●Anker ●直販価格:5999円

 「PowerCore 10000 with Quick Charge 3.0」と同じ容量10000mAhだが、やや大きく重たくなっている。その代わりにAnker独自の“Power IQ”や“VoltageBoost”に対応。Quick Charge対応以外のスマホも最適な出力で充電できる。

Quick Charge 3.0対応の充電器があると便利

 Quick Charge 3.0対応スマホを購入したら、まず入手したいのは充電器だ。まだ販売メーカーは少ないものの、ドコモやau、ソフトバンクの純正品からAnkerなどAmazonを中心に販売しているメーカー製もある。代表的な製品を見ていこう。

ACアダプタ 06
●ドコモ ●直販価格:2592円

 ドコモ純正のUSB Type-C端子搭載モデルに対応した充電器。「Xperia XZ」などQuick Charge 3.0対応端末を急速充電できる。auやソフトバンクのモデルと比べるとやや大きい。

Typec共通ACアダプタ01
●au ●直販価格:2970円

 au純正のUSB Type-C端子かつQuick Charge 3.0に対応した充電器。市販の対応製品と比べてもコンパクトな部類で持ち歩きやすい。安心して充電出来る製品が欲しいなら1台購入しておくと良いだろう。

SoftBank SELECTION USB Type-C 急速充電ACアダプタ
●ソフトバンク ●直販価格:3420円

 ソフトバンク純正の、USB Type-C端子かつQuick Charge 3.0に対応した充電器。サイズはauのものと似通っており、持ち歩きにも向いている。価格がやや高いのが気になるところだ。

Anker PowerPort+ 1
●Anker ●実売価格:1700円前後

 Amazonなどを中心に販売する、Anker製の安価なQuick Charge 3.0対応充電器。ケーブルを変えることでUSB Type-C端子のスマホもmicroUSB端子のスマホも充電できる。ただし、USB Type-Cのスマホを接続するケーブルが付属していない点は注意が必要だ。

Lumsing USB 急速 充電器 48W 2ポート
●ルミシング・ジャパン ●実売価格:2980円前後

 Quick Charge 3.0対応のType-Aポートと、新型MacBookの急速充電も可能な29W出力対応のType-Cポートを搭載。合計48W出力なので、2ポートを同時使っても問題ない。ふだんからスマホとMacBookの両方を持ち歩いているユーザーにオススメ。

PowerPort Speed 5
●Anker ●直販価格:3299円

 リビングや作業机に1台あると便利な、5ポート搭載のUSB充電器。Quick Charge 3.0対応ポートが2つあるので、家族など複数台のスマホをまとめて急速充電したい時に便利だ。

PowerDrive+ 2 with Quick Charge 3.0
●Anker ●直販価格:1999円

 Quick Charge 3.0対応ポートと、iOS機器も最適な速度で充電できるAnker独自技術の“Power IQ”ポートをそれぞれひとつずつ搭載。充電端子周りのパーツが光沢を抑えたアルミニウム合金なので、車内に設置しても安っぽさを感じさせないのもうれしい。

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