1億画素じゃなくても十分高い性能を持つカメラ
デザインと同様に注目されるのはカメラ性能だ。Xiaomi Mi Note 10は1億800万画素という非常に解像度の高いセンサーを搭載した5眼カメラが大きな特徴となっていたが、Xiaomi Mi Note 10 Liteは低価格化のため同じセンサーを搭載している訳ではなく、カメラの数も4つに減っている。
だがそれでも、標準カメラには6400万画素/F値1.89と高い解像度を誇るソニーの「IMX686」を搭載。通常の撮影に加え、6400万画素のセンサーをフルに使用した写真の撮影も可能だ。
他にも800万画素/F値2.2の超広角カメラ、200万画素/F2.4のマクロカメラ、500万画素/F2.4の深度センサー用カメラを搭載。望遠カメラは搭載していないことから望遠撮影にそこまで強い訳ではないが、ポートレート撮影をはじめとして広いシーンの撮影に対応できる機能が備わっていることがわかる。
動画撮影は最大で4K解像度までの撮影が可能だが、他にもう1つ特徴的な機能として「VLogビデオ」機能が用意されている。これは2~3秒程度の短い動画をエフェクト付きで撮影し、それを数回繰り返すことで簡単に印象的なショートムービーを作成できるというもの。名前の通りVLogを手軽に作成するための機能となるようだ。
実際に撮影してみると、撮影の段階で自動的にエフェクトが加わることから、内容をイメージしやすくはなっているのだが、その影響で撮影を開始するとプレビューとは異なる画角に変わってしまうのが気になった。プレビュー時点で画角を合わせてくれた方が、被写体をイメージ通りに撮影しやすいように感じる。
一方のフロントカメラは1600万画素/F値2.48と、ミドルクラスとしては高めの性能を持つ。もちろん美顔機能は充実しており、メイクの設定も可能などセルフィーにこだわる人には便利だろう。