ミドルクラスの中では高い性能を実現
性能面をチェックすると、チップセットはクアルコムのミドルハイ向けとなる「Snapdragon 730G」を採用し、メモリーは6GB、内蔵ストレージは64GBか128GB。Xiaomi Mi Note 10と同じ性能であり、microSDスロットがない点も同様だ。
性能を測るためゲームをいくつかプレイしてみたのだが、さすがにハイエンドモデルと同等とはいかないものの、ミドルクラスとして見ればかなり良好な性能を発揮するようだ。実際「PUBG Mobile」では初期設定が「HD」となっており、「Snapdragon 6xx」系のチップセットを搭載したスマートフォンではその下の「標準」しか選べなかったことを考えると、より高い性能を持つことがわかる。
さらに「Call of Duty Mobile」を最高画質でプレイしてみたのだが、稀にフレーム落ちすることはあったものの、プレイはおおむね快適にできた。Snapdragon 730Gは「Snapdragon 730」のゲーム機能を強化したチップセットとなるだけに、その力が発揮されているといえそうだ。
またバッテリーも5260mAhと、こちらもXiaomi Mi Note 10と同じスペック。現在販売されているスマートフォンの中では最高クラスの容量であり、1日持ち歩いて使用しても電池持ちを心配する必要はない。
通信も一般的なSIMフリースマートフォンと同様デュアルSIM、VoLTE対応。Wi-Fiも2.4GHzと5GHzの両対応なので、5Gにこだわらなければ十分満足感を得られる内容といえるだろう。
【まとめ】安くてカメラ以外はXiaomi Mi Note 10とほぼ同じ
改めて振り返ると、Xiaomi Mi Note 10 Liteは、カメラ性能を除けばほぼXiaomi Mi Note 10と同等の性能を持っていることが分かる。それでいて税込4万円を切ることから、1億画素超のカメラにこだわりを持つのでなければオトク感はかなり高い。
特に適していると感じるのがコンテンツ、特にゲームプレイにある程度こだわりを持つ人だ。国内で販売されているミドルクラスのスマートフォンの中では頭1つ高い性能を持つだけに、高いハイエンドモデルは買えないけれどゲームを快適にプレイしたいという人には最適なモデルだ。
シャオミ「Xiaomi Mi Note 10 Lite」の主なスペック | |
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ディスプレー | 約6.47型有機EL |
画面解像度 | 1080×2340ドット |
サイズ | 約74.2×157.8×9.67mm |
重量 | 約204g |
CPU | Snapdragon 730G |
内蔵メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 64/128GB |
外部ストレージ | - |
OS | Android 10(MIUI 11) |
対応バンド | LTE:1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26 /28/38/39/40/41 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
カメラ | アウト:約6400万画素 +約800万画素 +約500万画素 +約200万画素 /イン:約1600万画素 |
バッテリー容量 | 5260mAh |
生体認証 | ○(指紋、顔) |
SIM形状 | nanoSIM×2 |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | グレイシャーホワイト、ネビュラパープル |