●SwiftUIとウィジェット
今回、アプリとしてウィジェットが面白い点は、SwiftUIによるウィジェット作成をする際、対応する環境がiOSに加えて、iPadOS、さらにmacOSもカバーできるようになった点です。
SwiftUIは、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TVと、あらゆるプラットホームのUIをデザインできる環境。これとWidgetKitが組み合わせられることで、アプリの活用方法としてのウィジェット、という定義がより明確化されるかもしれません。
これまでMacにもウィジェットは存在していましたが、 macOS Big SurではiPhone・iPadと共通のウィジェットを作ることもできるイメージです。Apple Watchのコンプリケーションズよりは表現力がありますが、基本的には一目で情報を伝え、アプリや機能のショートカットとして働く役割は同じ。
デジタル体験をよりコンパクトにしていく手段として、注目してみたいと思います。
(次回に続きます)
筆者紹介――松村太郎
1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。
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Twitterアカウント @taromatsumura