Windows情報局ななふぉ出張所

政府が進める「ワーケーション」休暇中にまで働く意味とは (2/3)

文●山口健太 編集● ASCII

2020年07月31日 09時00分

■旅費の問題など課題は多い

 フリーランスとして働く筆者の場合、年に数回の海外取材時には、ワーケーションに近いスタイルで仕事をしています。

 現地では安いアパートを借りて1〜2週間滞在し、日本にいるときと同じように取材や執筆の仕事を進めます。夜や週末など、時間に余裕があるときは現地での観光を楽しめるのがメリットです。

MWC取材で訪れるスペイン・バルセロナでは毎年アパートを借りている

 気になるのは費用面です。会社勤めの人なら、仕事をした時間は勤務したものとみなされます。しかし旅費については、会社持ちか個人持ちかで大きな違いがあります。個人持ちになると、旅先の宿代と自宅の家賃で二重の負担が生じることになります。

 1つの解決策としては、自宅を民泊などで誰かに貸し出し、その家賃で旅費をまかなうという方法があります。日本では数週間の休暇中に自宅を貸す習慣がないものの、海外ではよくあるもので、筆者も家主が休暇中のアパートに何度か滞在したことがあります。

ドイツ・ケルンのアパート。家主は海外で休暇中だった

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