カメラはiPhoneに優位性、USB-Cは一長一短か
新iPad miniはカメラも強化され、リア、フロントともに1200万画素になりました。光学3倍相当の望遠レンズやマクロ撮影に対応したiPhone 13 Proシリーズには見劣りするものの、ビジネス用途なら十分「使える」写真が撮れる印象です。
プロセッサーは両機種ともに最新の「A15 Bionic」を搭載。動作周波数の違いからか、CPUのベンチマークスコアはiPhone 13 Pro Maxのほうが少し上。しかしiPad miniもGPUは5コア版を搭載しており、GPUが4コアの「iPhone 13」よりも高速です。
ゲームは画面の大きいiPad miniのほうが遊びやすく感じるものの、iPhone 13 Proシリーズは最大120Hz表示に対応したことで、今後は120Hz対応ゲームの登場が期待できます。
USBポートはiPad miniがUSB Type-Cを採用し、高速なデータ転送やMacとのアクセサリーの共有が実現しました。ただ、これまでiPhoneやAirPodsなどLightningで統一していた場合は持ち歩くケーブル類が増えることになります。このあたりは移行期ならではの課題という印象です。