14万円強で2年間レンタルするように使える
ドコモが5G対応のノートPCを売ろうとしているのは分かりましたが、消費者にとって携帯キャリアからノートPCを買うメリットはあるのでしょうか。
まず、ハードウェア自体はレノボが販売しているのと同じものとのこと。スペックはメモリーが16GB、SSDが512GB、5Gモデムを搭載し、出荷時のOSはWindows 10 Homeですが自分でWindows 11に無料でアップグレードできます。レノボ直販で似たような構成を選ぶと原稿執筆時点では税込22万7480円と表示されました。
一方、ドコモ直販では税込23万9976円とレノボより高いものの、「いつでもカエドキプログラム」を利用し、23ヵ月目に端末を返却すると9万6360円が免除され、14万3616円の支払いで済みます。返却を前提にすると、2年間「レンタル」できるイメージです。ドコモの回線契約や2年後の買い替えといった条件もありません。
こうした買い方をせず、普通に購入して次に買い替える際に下取りに出すほうが自由度は高いものの、2年も使い込めば傷や汚れなどで下取り査定は減額されるでしょう。その点、カエドキなら故障や破損がなく正常に動いていれば返却できるという違いがあります。
納期も気になるところです。レノボ直販では最短で3〜4週間との表示に対して、ドコモオンラインショップでは「最短3日」です。ドコモによれば事前に在庫の確保に努めてきたとのことから、こうした違いが現れているようです。