パフォーマンスも電池持ちも満足できる水準
プロセッサーはSnapdragon 695 5G(最大2.2GHz)。今夏に発売されたミッドレンジの5Gスマホの多くが採用するチップです。前モデルのOPPO Reno5 AはSnapdragon 765G(最大2.4GHz)だったので、性能が下がったように思う人もいるでしょうが、実際にはサクサクと動き、タッチレスポンスもよく、基本アプリの操作でストレスを感じることはなさそうです。
「Geekbench 5」というアプリで、ベンチマークを測定した結果、昨年、OPPO Reno5 Aで計測したスコアを上回るスコアを記録しました。Snapdragon 695は、1世代前のSnapdragon 7シリーズに匹敵する性能を持っていると考えてよさそうです。
メモリーは6GBで、ストレージが128GB。ミッドレンジとしては一般的な仕様ですが、OPPO Reno7 Aにはメモリーを拡張できる機能があります。内部ストレージの空き容量が十分に確保されている場合に、ストレージの一部を使ってメモリーを拡張できる機能で、最大5GBを拡張して、11GBにすることができます。筆者が試した範囲では、さほどの恩恵は実感できなかったのですが、データサイズの大きいアプリを使う場合や、マルチタスク操作が多い人には役立つこと請け合い。端末を長く続ける上で “あれば安心”という機能でしょう。
バッテリー容量は4500mAhで、1日は余裕で持ち、使い方によっては2日間の連続使用も見込めるという印象。一部のアプリの使用やパフォーマンスを制御して、電池をより長持ちさせるモードも備えています。
【まとめ】長く使い続けたいと考えている人には最適
OPPO Reno7 Aのセールスポイントの1つで、発表会でも強く訴求されたのが、“長く使い続けられる”こと。スマホの使用期間が延びていることに合わせて、OPPO Reno7 Aには「36ヵ月使っても、システムの劣化具合を5%以内に抑えられる」という新機能が搭載されています。ただし、その効果は実際に長く使い続けないとわからず、短期間のレビューでは評価できないのが、もどかしいところ。
しかし、平均的なユーザーにとって機能に不足はなく、使い勝手も良く、4万4800円という価格以上の満足度が得られそうな印象。1台を長く使い続けたいと考えている人は積極的に検討すべきでしょう。
「OPPO Reno7 A」の主なスペック | |
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ディスプレー | 6.4型有機EL(20:9)90Hz対応 |
画面解像度 | 1080×2400 |
サイズ | 約73.4×159.7×7.6mm |
重量 | 約175g |
CPU | Snapdragon 695 5G 2.2GHz+1.8GHz(オクタコア) |
内蔵メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大1TB) |
OS | Android 11 |
対応バンド | 5G NR:n3/28/41/77/78 LTE:1/3/4/5/8/12/17/18/19 /26/28/38/40/41/42 W-CDMA:1/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
無線LAN | IEEE802.11ac |
カメラ画素数 | 約4800万画素 +約800万画素(超広角) +約200万画素(マクロ) イン:約1600万画素 |
バッテリー容量 | 4500mAh |
生体認証 | ○(画面内指紋、顔) |
FeliCa | ○ |
防水/防塵 | ○/○(IP68) |
USB端子 | Type-C |
イヤホン端子 | ○ |
カラバリ | ドリームブルー、スターリーブラック |
価格(SIMフリー版) | 4万4800円 |