iPadをもっと使いこなす!”驚”活用テク

【活用提案】ファイルの移動やコピーもタッチ操作で簡単! iPad「ファイル」アプリの基本操作を覚えよう! (4/4)

文●岩渕 茂 編集●ASCII

2023年01月16日 14時00分

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ドラッグ&ドロップするなら「Split View」がおすすめ

 ここまで、メニューによる操作方法を解説してきたが、いちいちメニューを開いてファイル操作をするのは面倒だと思うかもしれない。そういう場合はドラッグ&ドロップが便利だが、前述したようにドラッグ&ドロップは意外にミスをしやすい。そこで、活用したいのが、画面分割ができる「Split View」。「ファイル」アプリを2画面で表示してから操作するといい。

 この方法なら、片方の画面に元ファイルの場所、もう片方の画面に移動先の場所を開いておけるので、横にサッとドラッグ&ドロップするだけで確実にファイルやフォルダを移動できる。また、ほかのアプリにファイルを受け渡す場合にも使えるので、覚えておくとけっこう役立つはずだ。なお、ドラッグ&ドロップの場合でも、同一ストレージであれば移動、ほかのストレージであればコピーとなる。

画面上部のマルチタスクボタン(「…」)→「Split View」をタップ。ホーム画面が表示されるので、「ファイル」アプリをタップする。

「ファイル」アプリが2画面で表示された。右側で移動先のフォルダを開いたら、左側から移動させるファイルをドラッグ&ドロップする。

 なお、複数のファイルやフォルダをまとめて移動させたいときは、1つ目のファイルをドラッグをしながら、別のファイルをタップしよう。すると、選択したファイルがドラッグ中のものと一つにまとめられて、一緒に移動できるようになる。

1つ目のファイルをドラッグ中に2つ目以降のファイルをタップすると、ファイルがまとめられて、一緒にドラッグできるようになる。

「クイックルック」でファイルをプレビューする

 「クイックルック」とは、そのファイルを開かなくても中身を確認できる便利な機能。これはiOS 4.2の頃からある機能だが、あまり活用する場面がなかったためか、知っている人は少ないかもしれない。しかし、「ファイル」アプリとの相性は非常にいいので、ぜひ活用したい。

 クイックルックの特徴は、作成したアプリがインストールされていなくてもプレビュー表示できる点。例えば、「PowerPoint」のスライドを確認したい場合、通常は「Office」アプリがインストールされていないと確認できない。しかし、クイックルックを使えば中身を確認できる。もちろん、アプリがインストールされていれば、クイックルックからアプリを開いて編集が可能だ。

中身を見たいファイルを長押しし、「クイックルック」をタップすればファイルの内容が表示される。画面右上にあるアプリ名をタップすると、そのアプリでファイルを編集できる。

 PDFファイルと画像ファイルについては、クイックルックからペンで書き込むなどの編集も可能。簡単な作業なら「ファイル」アプリで完結できるわけだ。

PDFや画像を「クイックルック」で開いた場合、ペンアイコンをタップすると注釈の追加などができる。操作方法は「メモ」アプリとほぼ同様だ。

 今回紹介した基本的な操作方法を覚えておけば、「ファイル」アプリを使うのに不自由しなくなるはずだ。しかし、「ファイル」アプリにはもっとPCライクに使える方法や、iPadならではの便利な使い方が用意されている。それらの方法については、次回紹介しよう。

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