初の折りたたみPixelにタブレット、Pixel 7aも! Google I/Oは初夏のPixel祭り

【写真家レビュー】お世辞抜きで欲しい「Pixel Fold」圧倒的に便利! (2/3)

文●鹿野貴司 写真●鹿野貴司 編集●飯島恵里子/ASCII

2023年06月27日 02時00分

テーブルトップモードでYouTubeを再生。最近も通販のCMでよく見かけるポータブルDVDプレイヤーを思い出した。再生画面とそれ以外がセパレートされるのは本当に便利だ

折りたたみ最大の利点は「置ける」ということだった

 当たり前ではあるのだが、「テーブルトップモード」がいろいろと便利なことも発見だった。YouTubeはディスプレーの上半分、立てた側の全面に動画が表示される。置いた側の下半分には動画リストが表示されるが、上半分からは独立。再生したままリストをスクロールできるのだ。8月にはさらに最適化されたユーザーインターフェイスが提供される予定とのことで、どんな風になるのか気になる。

 インナーディスプレーの脇にもカメラが内蔵されているので、「テーブルトップモード」でビデオ通話やライブ配信も楽。また開いた状態でインナーディスプレーではなく、反対のアウターディスプレーと背面カメラをこちらに向ければ、高画質で自撮りやビデオ通話、ライブ配信ができる。これはGalaxy Z Fold4でもできるらしいが、折りたたみスマホの多様さを感じさせる。

このような状態で天体撮影も可能。ただし屋外では風で動いてしまう恐れがあるので、台座部分にテープで軽く止めるとか、ゴムのシートを挟むといった工夫が必要かもしれない

 フォトグラファー目線でいえば、折りたたみの開き方を工夫することで、三脚やスタンドが不要になる点に魅力を感じた。本機を置く場所があることが前提ではあるが、据え置きで動画を撮ったり、集合写真や夜景、星景を撮ることも簡単だ。

アウターディスプレーを使うテントモードでも撮影は可能。画面を頻繁に操作しなければならない撮影では、こちらの方法が楽といえる

 もちろん通常の撮影であれば、2つ折りを開くことなく、アウターディスプレーでこなすことができる。とはいえインナーディスプレーの大きな画面で撮影するほうが気持ちいいし、より正確なフレーミングができるのも確かだ。

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