アドビは9月4日、動画編集アプリ「Premiere」のiPhone版を発表した。リリースは9月30日の予定で、すでにApp Storeで予約受付が始まっている。
iPhone版のPremiereは、オーディオ波形表示に対応したマルチトラックタイムライン形式のUIを採用。モバイル環境でもトリミング、レイヤーなどの操作やフレーム単位の微調整が可能となったほか、動画・オーディオ・テキストレイヤーの無制限追加や4K HDRにも対応するなど、デスクトップ版(Premiere Pro)に負けない、多彩な機能を備えたアプリに仕上がっている。
さらに、テキストプロンプトと自分の声を使って、タイミング、感情、抑揚を正確に再現した効果音を生成できる「効果音(サウンドエフェクト)生成」や、ナレーション収録向けのAI活用型ノイズキャンセル機能「スピーチを強調」、Adobe Fireflyによる動画、画像、音声素材の生成といった機能も用意。プロジェクトの開始から動画の書き出しやSNSへの投稿まで、iPhoneだけで対応可能だ。
料金については、基本的な編集機能は無料で、必要に応じて追加料金を支払う形式を採用。無料部分の範囲と有料部分の金額については、9月5日現在、発表されていない。