iPhone 17徹底特集! 5.6mmと驚異の超薄型iPhone Airに、これは買いなiPhone 17と注目点多数

触ってわかった!Apple Watch SE3のオトク感 高速充電とジェスチャー操作で日常が変わる予感

文●山本 敦 編集●ASCII

2025年09月11日 09時00分

 Apple Parkで開催された製品発表会で、19日に発売を迎える2025年モデルの「Apple Watch」が3機種と、ノイズキャンセリング機能と音質が向上した「AirPods Pro 3」がベールを脱ぎました。新製品に触れた筆者のファーストインプレッションをレポートします。

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左からSeries 11、SE 3、Ultra 3の3機種が登場

 Apple Watchは久しぶりに中核のナンバリングシリーズとUltra、SEの3つのラインが一斉にアップデートされました。

 iPhone 17にも言えることですが、GPSモデルが3万7800円から購入できるApple Watch SE3のオトク感が大きいと思います。常時表示ディスプレイにダブルタップと手首フリックのジェスチャー操作対応、高速充電や5Gモバイル通信など、上位のSeries 11と同じメイン機能をSE 3も搭載しています。

 アップルシリコンのS10チップを載せて、強靱なIon-X(イオン交換強化)ガラスも採用したので、強度も格段に上がっています。睡眠時間、就寝時間の規則性、目が覚める頻度をスコア化してヘルスケアアプリにも記録する「睡眠スコア」はSE3のユーザーも活用できます。

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SE3のスターライト

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SE3のミッドナイト

 Apple Watch Series 11は、筆者がSeries 10のユーザーだから言うわけではありませんが、最大24時間のバッテリー駆動時間と2倍の耐擦傷性能を持つIon-Xガラスを採用したこと以外に、Series 10から大きく変わったところがなさそうです。アルミニウムケースのモデルには、Apple Watchでは意外にも初めてとなるスペースグレイが新色で加わりました。チタニウムケースのモデルはSeries 10と同じナチュラル、ゴールド、スレートの3色展開。

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Series 11のジェットブラック

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Series 11のアルミニウムケースの新色スペースグレイ。MacBookやiPadで長らくおなじみだった色合い

 Series 11の発売に合わせて登場する新しい文字盤の「フロー」はユーザーの手首の動きにも反応しながら、Liquid Glassの時刻数字の合間を美しい色の渦が移動します。振り子時計を現代風に解釈したという「イグザクトグラフ」もデザインが面白い。ケースのサイズは従来と同じ42mmと46mm。

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 上の2枚の写真は、Series 9以降のApple Watchに今後アップデートにより搭載を予定している、高血圧通知機能。Apple Watchを30日間身に着けて、うち14日以上のデータ計測ができていれば、異常のあるユーザーに高血圧通知が届きます。これは光学式心拍センサーにより実現した機能です。

フラッグシップのApple Watch Ultra 3は
衛星通信でアウトドアがより安全に

 Apple Watch Ultra 3はケースのサイズはそのままに、ベゼルを24%まで狭額縁デザインにしてディスプレイの表現力を高めました。省電力のLTPO3と広視野角のOLEDにより、鮮やかで明るい表示を長時間キープします。バッテリーによる連続駆動は最大42時間。衛星通信機能はユーザーが使っている通信キャリアに依存しません。

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Apple Watch Ultra 3はディスプレイ周囲のベゼルを24%まで狭額縁デザインにしてディスプレイの表現力を高めた

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睡眠計測値をスコアリングしてくれる機能が新たに搭載されます

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衛星通信機能を搭載するUltra 3

ANC機能強化で価格据え置き
音質もよくなった「AirPods Pro 3」

 ワイヤレスイヤホンのAirPods Pro 3は、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能による消音性能と音質を高めています。価格が3万9800円に据え置かれたこともうれしいポイント。本体には超小型の心拍センサーが内蔵されています。特定のワークアウトは、iOSのアクティビティアプリから心拍数の履歴をトラッキングできます。

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最新のAirPods Pro 3。デザインは2から大きく変えていません

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下のAirPods Pro 2の充電ケースに対して、上のPro 3のケースは縦の長さが少し長くなっています

 年末までには日本語を含むライブ翻訳にも対応。目の前で話している人が、日本語以外の言語を話していても、iPhoneとAirPods Proの組み合わせが会話の内容を自動翻訳してくれるという機能です。あいにく発表会では複数のAirPods ProとiPhoneによるワイヤレス通信の混信が想定されることから、試せるデモ機が用意されていませんでした。どれぐらいリアルタイムに反応できる翻訳機なのか、実機でテストできる機会が楽しみです。

筆者紹介――山本 敦
 オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

 

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