iPhone 17徹底特集! 5.6mmと驚異の超薄型iPhone Airに、これは買いなiPhone 17と注目点多数

5分でわかるiPhone 17/Air新機能まとめ 価格に色、カメラ、eSIM、iPhone 16との違いを全紹介!

文●オカモト/ASCII

2025年09月13日 13時30分

 9月10日に発表され、すでに予約受付も開始されているiPhone 17/iPhone Air。仕事が忙しくて、情報を追いかけられていない人も多いと思うので、5分でわかるように新しくなった部分を中心にまとめました!

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超薄型の「iPhone Air」もですが、今年は標準モデル「iPhone 17」の進化度合いとオトクさが目立っています

【ラインナップ】標準モデルのiPhone 17に、Proは2サイズ
超薄型モデルは数字が付かない「iPhone Air」として登場

 今年のiPhoneは16と同じ4モデル構成。ただし、標準モデルの大型版「Plus」はなくなって、その代わりに超薄型の「iPhone Air」が登場しました。ただし、「iPhone 17 Air」ではなく、「iPhone Air」なのが意外でした。

 容量では標準モデルの「iPhone 17」の一番小さい容量が256GBに。この256GBモデルはiPhone 16の128GBモデルとの価格差が小さいので、特にお買い得です! また、iPhone 17 Proも128GBモデルがなくなり、256GBから。さらにPro Maxには驚きの「2TB」!

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旧機種ではiPhone 15以前がApple Storeから消えました。iPhone 16もお買い得度という意味ではiPhone 17に太刀打ちは厳しいかも

【価格】米国での価格は変わらずも円安のため若干の値上げ
iPhone 17の256GBモデルはかなりのお買い得度

 気になる価格ですが、米国本国では値上げはありません。ただし、日本では円安傾向ゆえに若干の値上げになっています……。

 とは言え、iPhone 17の256GBモデルはお買い得度が抜けています。というのも、iPhone 16の128GBモデルとiPhone 17の256GBモデルはともに米国では799ドル。日本では5000円値上がりしましたが、機能アップ部分がすごく多いのでコスパ良というわけですね。

 なお、以下の表はすべてApple Storeの価格です。

iPhone 17の価格(Apple Store)
256GB 512GB
12万9800円 16万4800円
iPhone 17 Proの価格(Apple Store)
256GB 512GB 1TB
17万9800円 21万4800円 24万9800円
iPhone 17 Pro Maxの価格(Apple Store)
256GB 512GB 1TB 2TB
19万4800円 22万9800円 26万4800円 32万9800円
iPhone Airの価格(Apple Store)
256GB 512GB 1TB
15万9800円 19万4800円 22万9800円

【色】iPhone 17 Proのオレンジがインパクトありすぎ
iPhone 17は緑、Airはスカイブルーが気になる!

 本体色ではiPhone 17 Pro/Pro Maxのコズミックオレンジがインパクト大です! Proモデルは15/16とチタンフレームを採用しており、色も若干淡い傾向でしたが、17ではアルミ削り出しに変更。イメージが大きく変更されました。

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iPhone 17 Proのコズミックオレンジ。インパクトありすぎです

 カラー名は左からディープブルー、コズミックオレンジ、シルバー。ディープブルーもいいですねー。

 標準モデルのiPhone 17は16と同じ傾向ながら、より淡色系に。

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新色のセージが魅力的です

 左からラベンダー、ミストブルー、ブラック、ホワイト、セージです。セージはハーブの一種。この緑が気になります!

 最後はiPhone Air。薄型を際立たせるためにシンプルな4色が選ばれています。

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iPhone Airは4色。純白のクラウドホワイトがイイ?

 左からスカイブルー、ライトゴールド、クラウドホワイト、スペースブラック。いずれも爽やかな印象です。スカイブルーの色感はかなり魅力的ですし、薄型を強調してくれそうなのはクラウドホワイト?

【iPhone 17の新機能】

ディスプレイが大型化&120Hz対応でヌルヌルスクロール

 複数の進化点がある標準モデルのiPhone 17ですが、一番大きいのがディスプレイ。まずはiPhone 16と比べて、画面サイズが6.1型→6.3型に大型化。これは本体が大きくなったのではなく、画面の縁部分が細くなった結果なので、純粋にメリット大です!

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iPhone 16 Pro/Pro Maxでは額縁が細くなって、画面サイズがアップしましたが、これと同じ進化が標準モデルのiPhone 17でも採用されました

 また、これまでの標準モデルのiPhoneはディスプレイのスクロールがProモデルと比べると、滑らかさが少々欠けていました。こちらもProモデルと同じく、画面書き換え頻度(リフレッシュレート)を1秒あたり60回から120回にしたことで、アプリをスクロールさせたときに滑らかさが大幅アップです。

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標準モデルのiPhone 17に、ついにProMotionがやってきた! 単純に画面のスクロールが滑らかになるだけでなく、画面の書き換え頻度を必要に応じて1秒あたり1~120回の間で可変にすることで省電力化も実現されています

 ここは「カメラ性能はそんなに必要ないけど、標準モデルのディスプレイは微妙なのでProモデルを買う」という人も多かった部分。ディスプレイがProモデル並なのに、価格はそんなに高くない。「今年のiPhone 17は買い!」と言われる大きな要素です。

超広角のカメラが強化! マクロ撮影もさらに綺麗に

 カメラも進化しています。超広角カメラがiPhone 16の1200万画素から4800万画素に進化。これにより、超広角カメラを使う広い視野角の写真はもちろん、マクロ撮影においても、より緻密な写真を残せるようになりました。

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超広角のカメラが進化。マクロ撮影でもより精細な写真が撮れるので、料理写真などにも便利そうです

最新CPUの「A19」を搭載 ゲームにもさらに◎

 CPUについても最新の「A19」に変更されました。iPhone 16に搭載されていた「A18」と比べて、GPUの性能で20%アップ。iPhone 13に搭載の「A15 Bionic」からは2倍とのことです。

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今年も標準モデルのiPhone 17にも最新CPUがもたらされました

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たとえばGPU性能では前世代から20%アップです

 前述のリフレッシュレートの向上も加わり、3Dを多用するゲームにおいても、滑らかな動きで存分に楽しめることが期待できます。

【iPhone 17 Proの新機能】

アルミ削り出しの筐体に変更 排熱性能を強化

 iPhone 17 Pro/Pro Maxでの最大の変更点が筐体デザインです。iPhone 15 ProやiPhone 16 Proはチタンのフレームだったのに対し、iPhone 17 Proはアルミ削り出しで作られた背面と側面が一体の筐体に。カラバリの傾向も完全に変更されました。

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アルミ削り出し筐体の採用で、フレームまで一体化されています

 排熱性能を高めたのもイベント内で強調されたポイントです。ノートPCやハイエンドのAndroidスマホではおなじみのベイパーチャンバーと呼ばれるパーツ(薄い金属の間に液体が封入されており熱を拡散できる)を搭載。長時間の動画連続撮影やゲームプレイでも安定して性能を出せるのは、“プロ”が使う機会も多いProモデルならではでしょう。

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ベイパーチャンバーによって、CPUの熱を背面の広いエリアを使って放熱できるようにしています

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しっかり放熱されることでプロユースにも耐えられるわけです

望遠カメラを12メガ→48メガに強化 光学8倍で撮影可

 iPhone 17 Proもカメラをさらに強化。望遠レンズを12メガ→48メガとし、標準や超広角カメラと合わせて3つすべてが4800万画素になりました。

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iPhone 17 Proの2モデルとも望遠レンズが強化。4800万画素になり、センサーの中央部を用いた光学8倍相当の望遠撮影、デジタルズームでは最大40倍に対応します

 レンズの倍率は従来の光学5倍(120mm相当)から光学4倍(100mm相当)に若干下がったのですが、高画素であることを活かして、センサー中央部を使った画質が劣化しない8倍ズーム撮影に対応しています。

バッテリー容量がさらに大容量化

 筐体の変更によってiPhone 16 Pro以上の大容量バッテリーが搭載されています。特にiPhone 17 Pro Maxについては、日本向けを含む、SIMスロットが削除されたモデルでは、引き続きSIMスロットが用意されているモデルと比べて、その分だけ大容量のバッテリーになっています。

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iPhone 17 Pro Maxでは日本のようにSIMスロットを排除したモデルでは左下部分のバッテリー容量が大きくなっており、さらに駆動時間が長くなるとのことです

 動作時間はビデオ再生時でiPhone 17 Pro Maxが39時間と過去最長(iPhone 16 Pro Maxは33時間)です。iPhone 16 Proと比べて重量・厚みともに若干増しましたが(Pro/Pro Maxともに7g増、8.25mm→8.75mm)、バッテリー増量なら仕方ないかとも感じます。

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過去最長のバッテリー駆動時間をアピールしています

【iPhone Airの特徴】

文句なしにマジで薄すぎる5.6mm! ヤバい

 初登場の「iPhone Air」の魅力は文句なしの薄さ。なんと5.6mm。過去最薄のiPhoneと比べても(iPhone 6の6.9mm)、1mm以上薄いです。

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この薄さ、とにかく圧倒的です!

 その秘密が横長のカメラバー部。ここに主要なパーツを集約させて、その下はほぼバッテリーで埋められています。これにより必要なバッテリー容量を確保しつつ、超薄型を実現したというわけです。

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カメラバーのある上部にCPUなどの主要パーツが集められた設計が採用されています

画面サイズはProとPro Maxの間の6.5型

 画面サイズはiPhone 17/17 Proの6.3型とiPhone 17 Pro Maxの6.9型の間となる6.5型。本体サイズも横幅が74.7mmとちょうど中間になります。一方で重量は165g。軽さを重視するなら、このモデルで決まりでしょう。

 軽くても強度を確保するためチタンフレームを採用。CPUはiPhone 17 Proと同じA19 Pro(GPUはPro用の6コアに対して、Air用は5コアと違いあり)。カメラは48メガの1つだけとなっています。

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カメラは48メガが1つ。超広角や高性能な望遠での撮影を求めるなら、他のiPhoneを選ぶべきでしょう

専用の追加バッテリーもオプションで用意

 バッテリー容量はやや控えめなためか、iPhone Airの背面にMagSafeでピッタリ付けられるバッテリーパックが純正オプションとして用意されています。軽くて薄いiPhoneに魅力を感じつつ、バッテリーの持ちが気になるという人は、これをセットで購入するといいでしょう。

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背面にくっついてサイズもピッタリのiPhone Air用のバッテリーパックも登場しました

【iPhone 17/Air共通の新要素】

自撮り時に縦に構えたまま縦画面/横画面の撮影が可能

 今回登場した4モデル共通の進化点が自撮り用のフロントカメラ。撮影用のセンサーとして、一般的な長方形では無く、正方形のタイプを搭載することで、iPhoneを縦に構えたまま、縦画面/横画面両方の自撮りが可能になっています。

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縦に持ったまま、横画面の自撮りも可能。ちょっと不思議な仕様は今回登場した4モデル共通の新機能です

 また、画角が広いレンズを搭載することで、ビデオ通話などの際に自分が動いても自動で中央に表示されるといった便利な機能も用意されています。

SIMスロットがなくなり、eSIMのみに

 今回登場した4モデルの日本向けモデルは、いずれもSIMスロットが無くなり、本体に内蔵されたeSIMと呼ばれるSIMのみが利用できるようになりました。

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日本ではSIMスロットがなくなり、eSIMのみに。特にiPhone Airは世界的にSIMスロット搭載モデルは用意されません

 キャリアショップでiPhoneを購入する人は店員さんに任せれば作業は完了するでしょうが、iPhoneだけをApple Storeなどで購入し、SIMを入れ替えるという人はeSIMの扱い方を勉強する必要があります。

 特に格安SIMの場合は、eSIMの用意がなかったり、eSIMへの移行で面倒な手続きが発生することも考えられます。

純正オプションが増加 肩掛けストラップも登場

 iPhone用の純正オプションとして、iPhone Airの薄さを活かすケースやバンパーに加え、肩掛けタイプのストラップが登場したのも話題になっています。2点取り付け式で、マグネットによる長さ調整機能も備えています。

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約1万円の価格が話題になっている「クロスボディストラップ」。とは言え、まずはその使い勝手が知りたいところ

 iPhone 16より前のモデルとの比較など、さらに詳しい違いを知りたい人は以下の記事も見てくださいね!

●iPhone Air&iPhone 17/17 Proと過去のほぼ全部のiPhoneを詳細表でスペック比較!

 

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