ついに発売! Apple M5搭載、14インチMacBook Proの変わったところ・変わらなかったところ (1/2)

文●山本 敦 編集●ASCII

2025年10月22日 09時30分

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 アップルが22日に発売する最新のApple M5チップ搭載「MacBook Pro」を試しました。M3搭載機のユーザーである、筆者のファーストインプレッションをお届けします。

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Apple M5チップを搭載する14インチのMacBook Pro。10月22日に発売を迎えます

デザインと主要コンポーネントはM4搭載機を継承
MacBookとして初めて4TBも選べるように

 今回アップルが発売するM5搭載MacBook Proは、ベースのモデルが14.2インチの1種類のみになります(M4 Pro/Max搭載の14インチ/16インチの各モデルは継続販売)。ユニファイドメモリは16GBをベースラインとして、24GB、32GBまで容量を拡大できます。

 SSDストレージは512GBに始まり、1TBと2TB、そして標準仕様のApple Mシリコンを搭載するMacBookとしては初めて、4TBのSSDストレージも選べるようになりました。カラーバリエーションはスペースブラックとシルバーの2色。

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リンゴも黒いスペースブラック

 スタート価格は24万8800円から。M4搭載MacBook Proから価格を据え置きました。Appleシリコンは、アップルがその設計から最終製品への統合までを自社で一貫して行なうSoCであることから、昨今のように為替の変動が大きい時分でも外注部品価格の上昇分を吸収しながら、最終製品の価格安定にも貢献していることが考えられます。

 ビジネス用途やクリエイティブ制作、研究開発などワークロードの重い作業をする方にはMacBook Proが最適ですが、これ以上価格が高騰してしまうと購入に二の足を踏んでしまいます。昨年発売のM4搭載機から変わらず、バランスのとれた価格で最新のMacBook Proの購入を検討できることは朗報です。

 Apple StoreからM5搭載MacBook Proを購入する際に、追加できるオプションの中には光の映り込みが抑制できるNano-textureガラス(+2.2万円)があります。筆者がM3搭載MacBook Proを購入した時には選べなかったので、これからM5搭載機を購入する方がうらやましいです。

 うらやましいといえば、本体の右側面にもThunderbolt 4/USB-Cポートが1基設けられていることです。出張先のホテルなど、慣れない場所でMacBook Proを給電する際に、電源ケーブルの引き回しの自由度が高まります。

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M4搭載MacBook Proから右側面にもThunderbolt 4/USB-Cポートが1基追加されました

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左側にはTB4/USBが2基とハイインピーダンス出力に対応する3.5mmヘッドホンジャックがあります

 今回筆者が試した実機はユニファイドメモリ16GB、SSDストレージが1TBのスペースブラックのモデルです。濃い色のMacBookはパームレストなど筐体に付着する指紋が目立ちやすくなりますが、スペースブラックのMacBook Proも指紋の付着を低減する酸化皮膜シールを施しているので、汚れが目立ちにくくキレイなまま使えそうです。

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指紋によるヨゴレが目立ちにくい酸化皮膜シールを施した本体

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底面にはプロダクトロゴ

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