カメラはテレコンバーターで200倍望遠にも対応
カメラは前述したように5000万画素2つと、2億画素1つを搭載している。広角カメラはソニー「LYT-828」センサーで5000万画素の、1/2.8型、23mm、F1.5。超広角は5000万画素、1/2.75型、15mm、F2.0。望遠は2億画素で1/1.56型、70mm、F2.1となっている。望遠は最大13.2倍のロスレスズームに対応する。
カメラのUIは、画面右上のハンバーガーアイコンをタップするとクイック設定が開き、そこからさらに深い設定画面を開くことができる。動画では最大4K、120fpsの撮影が可能だ。
シャッターボタンはクリック感の浅いボタンで、ダブルタップでカメラを直接起動、タップでシャッターを切ることができる。シャッターのタイムラグはなく、使いやすい。また、左右に指先をスライドさせることで望遠倍率を変えられる。
ハッセルブラッドとの協業による撮影モードも搭載。各カメラの最大画素数で撮影できる「HASSELBLAD高解像度」や、このあと紹介するテレコンバーターを使う「HASSELBLADテレコンバーター」、またウルトラワイドでシネマティック風撮影が可能な「XPAN」といったモードが用意される。
テレコンバーターは3.2倍の望遠に対応。マウントは3つのツメで専用の本体ケースに装着する。汎用性はなく、OPPO専用とのことだが、同じマウントのレンズが他社でも販売されているため共用できるかもしれない。ブラックのボディーにハッセルブラッドの「H」のロゴも誇らしげだ。レンズキャップにもHロゴが入っている。
テレコンバーターレンズは装着するだけで使えるが、前述した「HASSELBLADテレコンバーター」モードに切り替えると、カメラアプリ画面内の倍率表示が10倍/20倍/40倍と専用のものとなり、長押しでリニアに200倍まで切り替えできる。
実際に使ってみると、AIによる手ぶれ補正があるが、手持ちでの撮影はやや厳しいと感じられた。テレコンバーターはハッセルブラッドカメラキットとして販売される予定で、中国で販売されているキットには三脚やレンズを挟んで三脚に固定するマウントもセットとなっている。
なお、テレコンバーターを装着すると広角、超広角カメラにレンズが写り込んでしまう。撮影シーンに応じてテレコンバーターを脱着して使うのが良い。
以下は実際の作例だ。低倍率から並べるが、テレコンバーターを使った写真と合わせて比較してほしい。標準モードで撮影しているので、1200万画素相当での撮影となっている。







































