Xiaomi 17 Pro Maxをゲームマシン化するケースも提供
背面ディスプレーを活用するためにシャオミはゲームアプリと専用ケースも用意している。別売となる「Xiaomi 17 Pro Max用レトロゲーム機風デザインケース」(以下ゲーム機ケース)が299元(約6400円)で販売されており、装着するだけでゲーム機に早変わりするのだ。
ゲーム機ケースにはゲームコントロール用の十字方向キー、A、B、X、Yボタンを搭載。さらにスタート、セレクト、電源ボタンを備える。ゲーム機ケースは200mAhのバッテリーが内蔵され、充電が必要だ。充電ケーブルはシャオミの「Xiaomi Smart Band」の電源ケーブルを使うことができる。
バッテリーの持続時間は非公開だが、Xボタン上にある充電端子横に、LEDの残量インジケーターが内蔵されている。
背面ディスプレーでプレイできるゲームは「アングリーバード2」など4種類。ゲーム機ケースを取り付け、電源ボタンを押すと自動的にゲームのダウンロードが始まる。すなわち、Xiaomi 17 Pro Max本体からゲームのインストール操作をする必要はないのだ。
インストールが終わると背面ディスプレー内に4つのゲームのカードがスタックされて表示される。あとは十字キーで遊びたいゲームを選び、Selectボタンを押すとゲームがスタートする。
ボタンの操作感は良好で、十字キーもぐらつきはなく細かい操作も可能だ。ただし、サウンド再生は非対応。ディスプレーサイズは小さいが、カジュアルゲームを十分楽しめる。電車の待ち時間など、隙間時間やちょっとした息抜きにすぐゲームをできる手軽さはなかなか優れている。今後はゲームの種類が増えることを期待したい。
ライカ5000万画素カメラは十分な性能
背面のカメラは前述したように5000万画素を3つ搭載している。広角カメラは23mmで1/1.31型、F1.67のLight Fusion 950センサーを採用。超広角カメラは17mm、F2.4を採用。そして5倍望遠はペリスコープ式で1/2.0型、F2.6となる。
今回は店舗での試用のため、屋外での撮影テストはできなかった。以下は店舗内での画角の作例だ。標準撮影モードのため、1200万画素相当での撮影となる。
Ultraモデルの登場も楽しみになる
Xiaomi 17 Pro Maxは本体パフォーマンス、カメラ性能のどちらも最高クラスの性能を誇っている。今回はレビューしていないが、Xiaomi 17 Pro Maxの小型モデルと呼べる「Xiaomi 17 Pro」も中国で販売中だ。また年明け2026年3月にさらに上位となるモデル「Xiaomi 17 Ultra」(仮称)が発表されるはずである。
2026年向けモデルとなるXiaomi 17シリーズはどれも優れた性能を持っており、シャオミはカメラスマートフォンメーカーとしての地位を、さらに確固たるものにしていくだろう。

































