XとかThreadsとか、その手のSNSで猫の話題が出てるとついつい見ちゃうわけで、気がつくとタイムラインにその手の話が流れてきやすくなるのである。
最近目に付いたのは、保護猫でキジトラが不人気という話。えーーっ! キジトラってケモノっぽくてカッコいいのに。なぜキジトラの話からはじめたのかというと、1日で4匹のキジトラに出会ったのである。キジトラデーだったのだ。
冒頭写真のキジトラは、ちょっとやさぐれ系か。
とあるお寺のキジトラで、兄弟っぽい感じで2匹いた。思ったより近寄らせてくれたので、顔のアップを。どちらかが冒頭写真のキジトラである。似てるけど(たぶん兄弟だ)、口元をみると違いがわかる。以前うちで飼っていた「かふか」も口元が白いタイプだった。
この日はたまたま望遠ズームレンズを持っていたので、顔のアップが撮れたのである。カメラは10月23日に発表されたばかりの、富士フイルム「X-T30 III」だ。発売は11月下旬だけど、一足早く使わせてもらった。レンズは70-300mmの比較的コンパクトで手頃な望遠ズームレンズ。
エントリー向けの小型軽量カメラだが、モニターがチルト式で、なおかつ猫瞳AFにも対応しているので、猫目線での撮影にもいいのである。
次の2匹は、同じ日に別の場所で出会ったキジトラだ。都会の飲食店街の裏の小さな駐車場にて。近所の人かお店の人が用意したであろうビニール傘の下に発泡スチロールハウスがあり、そこでキジトラが佇んでいたのだ。
お店の裏の、お客からは見えないところに手作りの猫コーナーが作られているってなんかいいよね。お店の余り物とか、食材の使わなかったところとかもらってるのかもしれないし、普通に猫餌を貰ってるのかもしれない。せっかくの望遠ズームレンズなのでアップで。
もう1匹は横顔だけしか撮れなかった。
外猫だとちょっとワイルドな感じになっちゃうので、後半は室内猫。どれもX-T30 IIIで撮ったキジトラだ。夜のちょっと暗い室内なので目がくりんと丸くなってるのがチャームポイント。
白が混じってるキジトラもいい。俗にキジシロと呼ばれている。
なんか、キジトラって可愛くていいよね、って話にしようと思ったのだけど、いまひとつ可愛い系のキジトラ写真になってなくて、申し訳ない。
なので最後は子猫! まだ保護されて間もないので、ケージの中にいるキジトラだ。人にも慣れてないので、目を合わせてくれた瞬間はちょっと貴重だ。
キジトラが保護猫譲渡会で人気があるとかないとか、実はピンときてない。今まで迎え入れた猫は、いつのまにか家にいついてしまったとか、友人知人から猫を保護したので里親を探していると言われ「行くところがないならうちにおいで」って感覚だったから。
家に猫がいない日々にいまだに慣れないので、いずれまた猫を迎え入れることになるとは思う。次はどんな経緯になるのやら。
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筆者紹介─荻窪 圭

老舗のデジタル系フリーライター兼猫カメラマン。今はカメラやスマホ関連が中心で毎月何かしらのデジカメをレビューするかたわら、趣味が高じて自転車の記事や古地図を使った街歩きのガイド、歴史散歩本の執筆も手がける。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『古地図と地形図で楽しむ東京の神社』(光文社 知恵の森文庫)、『東京「多叉路」散歩』(淡交社)、『古地図と地形図で発見! 鎌倉街道伝承を歩く』(山川出版社)など多数。Instagramのアカウントは ogikubokeiで、主にiPhoneで撮った猫写真を上げている。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


































