ファーウェイが、中国本国で超薄型スマホ「HUAWEI Mate 70 Air」を発表。価格は4199元から(約9万円)。厚さ6.6mmとiPhone Airよりは若干分厚いものの、1/1.3型センサーのカメラ、6500mAhバッテリーを搭載するなど、スペック面ではiPhone Airを大きく上回る。
薄さの数字自体はiPhone Airほどではないものの
高性能なカメラや6500mAhバッテリーとスペックは強力
ガジェット好きの評価は高いものの、売れ行きの方は苦戦が伝えられる「iPhone Air」。一般層が持つスマホとしては、カメラやバッテリーに制約があり、それでいて今回評価が高いiPhone 17より高価である点が影響していると推測できる。
今回中国で登場したHUAWEI Mate 70 Airは、厚みの数字自体はそこまでではないものの(一般的なスマホより十分に薄いが)、薄型さをうまく演出しつつ、スペックやバッテリーはしっかり確保と、いいとこ取りした感がある。
ディスプレーは6.96型有機EL(1320×2760)、SoCはKirin 9020Aまたは9020B、メモリーは12GB、ストレージは256GBまたは512GB、そして6500mAhバッテリー(66W充電対応)、IP68/IP69の防水・防塵対応、独自OSHarmonyOS 5.1など。本体サイズは81.5×165×6.6mm、重量は208g。薄い本体に大容量のバッテリーを搭載するために、かなり横長となっていることが数字からわかる。
注目はカメラで、メインは1/1.3型センサーの5000万画素、望遠は光学3倍の1200万画素(標準と望遠はOIS付き)、さらに800メガの超広角の3眼構成。センサーサイズもあって、カメラ部はかなり厚みがあり、さらにかなり重さも偏っているのではないかと推測するが、そのバランスは実際に持ってみないと判断つかない部分はある。
日本市場でリリースされることはほぼ無いであろう製品ながら、超薄型の最新トレンドに乗った注目の1台であることは間違いない。iPhone Airが微妙な状況にある中、同種の製品が他の中国メーカーから登場するかどうかも含めて注目したい。

























