プリンストンのデジギア道

スマホのイライラ解消にタッチペンが有効な10の理由 (3/4)

文●花茂未来 編集●ナカムラ/ASCII.jp

2015年07月31日 11時00分

【その4】文字や図がかんたんに描ける!

 ちょっとしたメモを取るのに便利なのが手書きアプリ。言葉で書くより絵で描いたほうが早い場合もあり、インストールしておけば活躍する場面もチラホラ。しかし、幼稚園での砂遊びはともかく、生まれてこの方ペンや筆以外で文字を書いたことはないため、指書きは難易度が高い。ペン先が細いPSA-TPA2シリーズは、タッチペンとはいえシャープペンやボールペンと似た感覚を得られるため、こうした手書きアプリにはもってこいの一本だ。

タッチペンなら文字や簡単な図形もスラスラ。

【その5】ゲームのスコアが伸びた!

 筆者がおもに遊んでいるスマホゲームは、パズルとRPG。たとえばパズル&ドラゴンズでは、指でパズル操作をすると、手のひらで画面上のパズルが視覚となり、結果失敗することが多々。手汗で指が画面に引っかかることもよくある。しかしタッチペンはスリムかつ、手のひらが画面から離れるのでパズルを見失うことが本当になくなった。手汗トラブルももちろんない。

 パズルゲームでのオススメ製品は、字を書くとき筆圧が高い人はゲーム用タッチペンのPSA-TPGシリーズだ。シリコンタイプは画面にある程度ぎゅっと押しつけて使うものなので、安定感も高く、パズルをしっかり握っている感覚も得られる。逆に筆圧が低い人はディスク状ペン先のPSA-TP6シリーズがいい。画面上をサラサラと滑らせるような感覚で操作できるため、余計な力が加わらず、パズル操作がスムーズに行える点がグッド。また、ペン先がディスク状なので、力を入れなくても安定感が高いのもいい。

PSA-TP6シリーズは40度までの傾きに対応しているので、グリグリ動かしてもディスク状のペン先は画面にしっかりフィットし、安定感も高い。

 一方RPGはボタン操作が主体。しかし指での操作では、親指の腹や手のひらが画面上に接触して不要なスキルを使ったりすることも。また画面の大きいiPhone 6 Plusだと、右利きの筆者では画面左端にあるボタンを押すとき、親指と人差し指どちらを使おうが届きにくいため腕ごと動かし、さらに手首をひねる必要があり、正直非常につかれる。でもタッチペンを使えば、ほぼ指の伸縮運動のみで画面域をカバーできる点が好印象。

 戦闘スキルのボタンをポチポチとタップすることが多いジャンルなので、しっかり押せてカチカチという接触音がしないシリコンタイプがオススメ。ゲーム用タッチペンのPSA-TPGシリーズは、スリムタイプのPSA-TPWA1シリーズに比べると、太くて固めのペン先なので沈み込みが少なく、発動したいスキルのボタンをしっかりテンポよく押していける点がいい。

右の写真を見てもわかるのだが、親指の付け根にある筋がつっぱっている。この反復作業が続くことも多く、実は非常に疲れる動作となる。

【その6】本格的なお絵かきもできる!

 スマホやタブレットPCは、お絵かきアプリを使えば好きな筆や絵の具を使えるキャンバスにもなる。自分は絵心がないから関係ない? 実はそんなことはなく、Twitterでは文字より絵の方が状況を伝えられる場合、絵がよく使われるし、お絵かきアプリに画像を読み込めば、塗り絵だって楽しめちゃうのだ。

 スマホやタブレットを使い、指のみでイラストを描くというジャンルもあるが、それはやっぱり上級者向け。指ではほぼ不可能な、塗り絵の細かい部分を仕上げたり、線のみの絵を描く場合はやっぱりタッチペンが便利だ。何よりペン先の細さが使いやすさに直結するので、ペン先の長さを変更すれば感度調整もできてしまう極細タイプのPSA-TPA2シリーズは、ゲットしたい1本となる。

iPhoneアプリのibisPaint Xなら、イラストのレイヤー管理もできるため、上達すれば表現の幅も格段に広がる。

【その7】ドット絵が描ける!

 ドット絵とは25ピクセルや50ピクセル四方などのマス目を使ったイラストのこと。色を選んでマス目をポチポチとタップしていけば、ポップなイラストが比較的手軽に作成できるのが魅力で、数多くのスマホ向けドット絵アプリがある。

 ただ、小さいマス目をタップしていく関係で、指での操作はちょっと厳しい。そのため、マス目を直接タップせず、スワイプ操作で位置を指定し、着色ボタンをタップすることで色を塗っていく方式のアプリもある。ただ、直接タップする方法は、直感的な作業ができるのがメリット。両方ためして、もし直接タップして着色するほうが好みの場合は、タッチペンを使おう。この場合も極細ペン先のPSA-TPA2シリーズがオススメ。

写真はiPhone向けドット絵アプリのDottable。直接マス目をタップして着色していくタイプだ。マス目を拡大縮小表示できるが、タッチペンの利用でより快適なドット絵作成を楽しめる。

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