auが2019年夏モデルと新料金プランを発表 筆者撮影
5月13日、KDDIが夏モデル発表会で新料金プランを発表しました。ドコモの新料金プランに対抗しつつ、「データ無制限」のプランも打ち出すなど、他キャリアのユーザーにとっても注目の料金体系になっています。
■家族利用を前提にした価格表記に注意
auの新料金プランを見ていくにあたって注意したいのは、価格表記が「家族3人以上の利用で、auスマートバリュー適用時」になっている点です。
ドコモやソフトバンクの価格表記に合わせるため、やむを得ない面はあります。しかしこうした表記が「なにか裏があるのではないか」と消費者を警戒させ、逆効果になっている感は否めません。
さて、auの新料金プランは大きく分けて「低容量」「中容量」「大容量」の3種類が用意され、必要に応じて5分かけ放題の「通話定額ライト」(月額700円)や、「通話定額」(月額1700円)を加える方式です(価格は税別、以下同じ)。
低容量向けには、月額2980円からの「新auピタットプラン」が登場しました。家族3人利用時のモデルケースでは「最初の1年間」などの制限なく、ずっと月額1980円を実現したことが売りになっています。
家族割を考慮しない場合、細かく見ていくと「旧auピタットプラン」より値上がりする組み合わせはあるものの、大半の場合に料金は下がるようです。
毎月7GB程度の中容量向けには、月額5480円の「auフラットプラン7プラス」が登場しました。「プラス」の意味として、これまで禁じ手とされてきた「カウントフリー」機能が秋以降に加わります。
対象アプリであるTwitter、Instagram、Facebook、+メッセージのパケット利用が無料になるため、実質的に7GB以上使えるのが魅力です。すでにソフトバンクは大容量プランにカウントフリーを採用していましたが、auはこれを中容量プランに導入することで競争力を高めています。