●アップルが考えるMacBook Proのモバイル性
電源周りで、バッテリーの100Wh、充電アダプタの100Wという2つのレギュレーションが加わったMacBook Pro。今後は、先述の熱設計とこれらの電源周りの制限の中でMacBook Pro 16インチを成長させていくことになります。つまり、IntelとAMDのプロセッサ/グラフィックスの進化による性能向上に期待していくということです。
今後、Intelチップは第10世代への移行で、熱設計次第で引き出すことができるパフォーマンスを左右することになります。また第9世代の段階でも、フル回転状態のターボブーストを持続できる時間の長さという点で、性能に影響を与えています。
今回のMacBook Pro 16インチが、向こう3〜4年間、どれだけ通用するのか、今から楽しみですね。
筆者紹介――松村太郎
1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。
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