このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー

2万円台半ばのミッドレンジスマホ「moto g8」は、本当に”買い” か? (1/3)

文●村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII

2020年05月28日 10時00分

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 今回はモトローラ・モビリティの「moto g8」を使ってみました。「moto g8」は、同モデルに加えて「moto g8 plus」「moto g8 power」というモデルが発売されており、「moto g8 ファミリー」と呼ばれます。3モデルは、いずれもSnapdrragon 665(2.0GHz オクタコア)と4GBのメモリーを搭載するミッドレンジモデルです。まずは、3モデルにおける「moto g8」の位置付けを解説します。

 3月20日に発売された「moto g8 plus」(3万8800円)は、4800万画素をメインとする4眼カメラを搭載する最上位モデルです。5月4日に発売された「moto g8 power」(3万2800円)は、5000mAhの大容量バッテリーをセールスポイントとするモデル。1600万画素がメインの4眼カメラも搭載しています。同じく5月4日に発売された「moto g8」は、1600万画素がメインの3眼カメラを搭載し、ディスプレーの解像度も他の2モデルよりも少し抑え、2万5801円(税込)という低価格を実現しています。「いま買える最安クラスのミッドレンジモデル」と言ってもいいでしょう。

ディスプレーはHD画質だが、普段使いには支障なし

 moto g8の画面サイズは6.4型で、解像度はHD+(1560×720ドット)。最近はミッドレンジでもフルHDディスプレーを採用する機種が多いので、スペックとしては物足りなさを感じます。しかし、実際には大画面ということもあり、視認性は上々。ウェブやSNSを見たり、マップを見たりするなど、日常的な用途で画質が気になることはなさそうです。ただし、すでにフルHD以上の画質に慣れている人は、精細さに欠けると感じるでしょう。

 ディスプレーの左上にピンホール型のインカメラを搭載することで、フロントパネルにおける画面の領域を広げています。しかし、ベゼルは細いというわけではなく、横幅は75.8mmあります。片手での操作には限界があるサイズ感です。

6.4型のHD+ディスプレーを搭載。片手で楽に持てるが、片手でできる操作には制約が生じる

 背面パネルには、細かいストライプ調のデザインが施され、価格のわりにはリッチに見える仕上がりです。トリプルカメラに加えて、モトローラのロゴをデザインした指紋センサーも備えています。エッジ部は丸みを帯びていて、手にフィットしやすく感じました。

2万円台とは思えない美しい仕上がり。カラバリは、この「ノイエブルー」のほかに「ホノグラムホワイト」も用意

 3.5mm穴のイヤホンジャックを搭載し、デュアルSIMスロットを搭載し、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応していることも利点といえるでしょう。

上部に独立したイヤホンジャックを搭載しているので、充電しながら音楽を聴いたり、ゲーム音声を聞いたりできる

右サイドに音量ボタンと電源ボタンを搭載

左サイドに搭載されたスロットにはnano SIMを2枚セットできる。うち1枚はmicroSDとの排他利用となっている

底部にはUSB Type-Cポートを備える

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