末岡洋子の海外モバイルビジネス最新情勢

他のスマホメーカーが苦しむ中、成長を続けるシャオミ Redmiブランドの成功が影響大か (2/2)

文●末岡洋子 編集● ASCII

2020年06月19日 12時00分

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装着したまま充電できる最新ウェアラブル端末
「Mi Band 5」も合わせて発表

 またシャオミは、リストバンド型ウェアラブル端末の新作「Mi Smart Band 5」を発表した。Mi Band 4以来、1年ぶりの新モデルとなる。

新ウェアラブル端末の「Mi Smart Band 5」。こちらは日本上陸の可能性は高いか!?

 Mi Smart Band 5は、”Smart”の由来となる1.1型のAMOLEDダイナミックディスプレーを搭載した。健康関連の機能としては、おなじみの心拍数センサー、睡眠モニタリングなどを強化し、さらに月経周期など女性向けの機能も加わった。深呼吸や休憩を促すようなストレスチェックも備えるという。もちろん、AndroidまたはiOSとのペアリングができる。

 スマートウォッチやリストバンドの課題であるバッテリーは、14日連続で利用できるとのこと。充電はマグネット式を採用、Mi Bandを装着したままケーブルを装着して充電が可能。

 NFC版では、独自AIを使ったアシスタント機能の「Xiaomi AI」を使って、連携させているIoT端末の制御が可能。8月後半には、中国の決済システムUnionPayを使ったモバイル決済をサポートする予定だ。

 シャオミによると、中国以外の市場向けは「ご注目ください」としており、日本での展開も期待できる。

筆者紹介──末岡洋子

フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている

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