■メルペイ版「リボ払い」機能も
メルペイの新しい送金機能は手数料が無料となっており、直接的にはメルペイの売上には結びつきません。しかしメルカリへの出品を増やし、その売上からメルペイで新しいものを買ってもらうというサイクルを回すことが狙いのようです。
メルカリのフリマ事業は成長しているものの、メルペイには先行投資を続けており、決算としては赤字です。メルペイの収益化に貢献する機能としては、メルカリで買った商品の代金を毎月定額で支払える「定額払い」が加わりました。
その手数料は年率15%で、クレジットカードのリボ払いに相当するサービスといえます。リボ払いは金利が高く、使い方には注意が必要ですが、メルペイでは利用実績に応じて全体で20万円まで、商品は3点までに限るなど、使いすぎを防ぐ工夫が入っています。
7月1日に申し込みが始まったマイナポイントでは、メルペイの登録で最大7000ポイントを還元。メルカリのIDとドコモのdアカウントの連携も進むなど、コロナ禍の中でも安定した存在感を示しています。