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Apple Musicに「空間オーディオ」登場! 楽しむ方法を徹底解説 (2/7)

文●山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

2021年06月11日 09時00分

Apple Musicのトップページに空間オーディオの特集コンテンツやプレイリストが多数揃った

プレイリストから対応コンテンツが探せる

 Apple Musicを起動するとトップページに空間オーディオのプレイリストが7種類並んでいる。空間オーディオの魅力を紹介する特集ページも含めて、空間オーディオを猛烈に推すアップルの意気込みが伝わってくる。

 数千曲以上に及ぶ空間オーディオコンテンツを探す際にはこのプレイリストが役に立つ。文字検索は「ドルビーアトモス」「Dolby Atmos」のどちらを条件に指定しても正しくヒットしなかった。

楽曲の再生画面にDolby Atmosのロゴが表示される

 アルバム作品のページを開くと解説テキストの下にドルビーアトモス、ロスレスなどその作品がどのフォーマットで楽しめるのか見分けられるロゴが並ぶ。アルバムによっては収録曲の一部だけが空間オーディオに対応している場合もあるので根気よく探そう。お気に入りのアーティストによる思わぬ楽曲が空間オーディオで聴けるかもしれない。

Apple Musicの空間オーディオを楽しむための環境設定

 iPhoneやiPad、Macは、Bluetoothヘッドホンやイヤホンと組み合わせてApple Musicの空間オーディオ対応コンテンツをワイヤレスで聴くこともできる。

 AirPodsシリーズやBeats by Dr.Dreの中からApple H1、またはApple W1チップを搭載するワイヤレスヘッドホンやイヤホンであれば、対応するコンテンツの再生を始めると自動的に空間オーディオ再生が選択される。「ミュージック」アプリの設定に入り、「ドルビーアトモス」の設定を「常にオン」としておけば、他の様々な有線/無線のヘッドホンやイヤホンでも、空間オーディオ再生が楽しめる。反対に空間オーディオ再生ではなく、通常のステレオ再生に戻して聴きたい場合は設定を「オフ」にしよう。

ドルビーアトモスを「常にオン」にするとあらゆるヘッドホン・イヤホンとの組み合わせで空間オーディオ対応のコンテンツが楽しめる

 iOS/iPadOSの「設定」アプリでミュージックを開いて、「ダウンロード」に並ぶ「ドルビーアトモスでダウンロード」をオンにすると、空間オーディオ対応コンテンツを端末に保存してオフライン再生ができる。すでにiPhoneに保存していたコンテンツが空間オーディオに対応しているものであれば、設定を切り換えた時、自動的にこれを入れ替える。

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