今回、Snapdragon 860+6GB+128GBというスペックのXiaomi Pad 5を入手している。主要ベンチマークを実施したところ、「AnTuTu Benchmark V9」の総合スコアは579737、「Geekbench 5」のMulti-Core Scoreは2703、Single-Core Scoreは757、「3DMark」のWild Lifeは3423という結果になった。
記事執筆時点のAnTuTu Benchmarkのランキングトップが「RedMagic 6」で、スコアが860400なので、Xiaomi Pad 5はその約67%のスコアということになる。とは言え、実際に「PUBG mobile」などの3Dゲームをプレイしてみたが、まったくストレスなくプレイできる。クリエイティブ系アプリを最高パフォーマンスで活用したいという方でなければ、パフォーマンスに不満を覚えることはほとんどないはずだ。
カメラ画質もシャオミ製スマホ譲りのクオリティー
Xiaomi Pad 5を日常的に使ってみて一番驚かされたのがカメラ画質。シャオミ製スマホと言えばカメラの画質に定評があるが、本製品もその長所を継承している。
リアカメラのイメージセンサー自体は1300万画素(F2.2)と特別に高いスペックではないが、ソフトウェアのチューニングがよいのか、鮮やかな発色で撮影できる。
またAndroidタブレットとしては珍しく「夜景モード」が用意されており、明るく、白飛びを抑えた夜景を撮影可能だ。フラッグシップスマホに比べると撮影時間は長くなるが、夜景モードの画質自体は遜色ないレベルだと太鼓判を押せる。
Androdタブレットを購入する際の基準となる1台である
Xiaomi Pad 5のコスパはバツグン。処理性能、AV品質、カメラ画質、価格のバランスがタブレット端末の中で突出している。
不満点は、指紋認証センサーを搭載していないこと、そしてしつこいようだがキーボードカバー「Xiaomi Pad Keyboard」が日本未発売なことぐらいだ。
現時点でAndroidタブレットの購入を検討しているなら、Xiaomi Pad 5は真っ先に検討リストに入れて、ほかのデバイスを購入する際の物差しとするべき1台だ。結局これを買うことになる可能性大なのである。