楽天モバイル「最強プラン」も比較対象に
実はメディア向けの説明資料では、コミコミプランとahamo、さらに同じく6月1日からスタートする楽天モバイル「最強プラン」が比較されていた。
KDDIとしては、ahamoだけでなく、自社のネットワークにローミングし、人口カバー率99.9%を訴求。「最強プラン」としてアピールする楽天モバイルも無視できなかったようだ。
UQモバイルの新料金プランに関しては、メディア向け説明会がオンラインで開催されたのだが、開始前、楽天モバイルへのローミングについて、改めて説明があった。
世間では、楽天モバイルの最強プランは、KDDIと同じネットワーク品質にも関わらず、データ使い放題が3278円で使えるというイメージが先行している。
しかし、「楽天モバイルの人口カバー率99.9%=KDDIと同じネットワーク品質」ではないとKDDIは強調する。
実際のところ、楽天モバイルに提供されるローミングは、KDDIが持つ800MHz帯しか貸し出されない。一方で、KDDIがau、UQモバイル、povoユーザーに提供しているネットワークは700MHz、800MHz、1.5GHz、1.7GHz、2GHz、2.5GHz、3.5GHzのいずれかのネットワークを束ねて通信を行う「キャリアアグリゲーション」でサービス提供されている。
つまり、au、UQモバイル、povoは周波数帯を複数、同時に使うことで超高速な通信を実現しているというわけだ。