このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー

カメラは2眼でも性能アップ! 「Xperia 5 V」はハイエンドながら誰でも使いこなせる (3/3)

文●村元正剛(ゴーズ) 編集●福田 正

2023年12月02日 12時00分

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◆内蔵スピーカーの音質にも満足必至

 内蔵スピーカーの音質が良いこともXperiaの特徴です。Xperia 5 Vはディスプレーの上下にスピーカーを搭載。横向きにすると左右均等の配置で、音が前方に広がります。一般的なスマホでは、スピーカーの左右の配置が不均等で音量に差があったりするので、内蔵スピーカーで音楽を聴いたり、映画を観たりすることが多い人には、大きなメリットと言えるでしょう。

Xperia

ディスプレーの左右にスピーカーを搭載。フルエンクロージャー構造で、ソニーは「フルステージステレオスピーカー」と称する。新しいアンプの搭載により、さらに音質が向上したように感じられた

Xperia

Dolby Soundは好みの音質にカスタマイズ可能。ソニー独自の高音質化機能も搭載

 LDACに対応しているので、ワイヤレスでハイレゾ音質を楽しむことも可能です。3.5mmのオーディオジャックを搭載し、差し込み口や回路も音質を最優先した設計になっているとのこと。筆者は有線ヘッドフォンでは試聴していませんが、お気に入りのヘッドフォンで高音質で聴きたい人も満足できそうです。

◆パフォーマンス&電池持ちも文句なし

 プロセッサーは、上位モデルのXperia 1 Vと同じSnapdragon 8 Gen 2(最大3.18GHz) 。メモリーは8GBで、Xperia 1 V(キャリア版は12GB、SIMフリー版は16GB)よりは少ないものの、日常使いには十分なスペックです。

Xperia

「Geekbench 6」というアプリで、ベンチマークを測定した結果。筆者が以前、Xperia 1 Vで測定したときよりも高いスコアを記録した

 バッテリー容量は5000mAh。ハイエンドスマホの中では多いほうで、実際に電池持ちは上々。筆者は1週間ほど使って、それなりにヘビーに使った日もありましたが、1日で電池がピンチになることはありませんでした。標準的な使い方であれば余裕で1日持つと考えていいでしょう。電力消費が多い機能を制限して電池を長持ちさせる「STAMINAモード」も備えています。

Xperia

無駄な電力消費を抑えてバッテリー持続時間を長くする「STAMINAモード」を搭載。ワイヤレス充電に対応し、他デバイスに給電する「おすそわけ充電」にも対応

 また、動画を撮影したり、ゲームをしたりするときに熱くなることもなく、発熱対策もしっかり行なわれている印象でした。

Xperia

ゲームを快適に楽しむための「Game enhancer」も搭載。プレイ中に表示させて、設定を変更したり、スクショを撮ったりできる趣向

【まとめ】欠点が見当たらない完成度。長く使い続けたい人にオススメ

 ハイエンドのスマホは使いこなしが難しいと思われがちですが、Xperia 5 Vは誰でも気軽に使えそうです。カメラはデフォルトのままでキレイに撮れるし、音楽を聴くときも、デフォルトのままで臨場感のあるステレオサウンドを楽しめます。21:9のワイドな画面はゲームや映画との相性もよく、横画面表示のゲームを快適にプレイできること請け合い。

 しばらくはデフォルトのままで使って、ある程度慣れてから、自分なりの撮影表現や音質カスタマイズなどに挑戦するといいでしょう。

Xperia

 キャリア版、SIMフリー版ともにおサイフケータイ対応で、IP68の防塵・防水にも対応。バッテリーの寿命を延ばす「いたわり充電」にも対応しているので、1つのモデルを長く使い続けたい人にもオススメです。

Xperia 5 V(SO-53D)
メーカー ソニー
ディスプレー 6.1型有機EL(21:9、120Hz)
画面解像度 1080×2520ドット
サイズ 約68×154×8.6mm
重量 約182g
CPU Snapdragon 8 Gen 2
内蔵メモリー 8GB
内蔵ストレージ 128GB
カメラ アウト:約4800万画素(標準、24mm)
+約1220万画素(超広角、16mm)
/イン:約1200万画素
バッテリー容量 5000mAh
5G Sub 6
防水/防塵 ○/○(IP68)
生体認証 ○(指紋)
USB端子 Type-C
FMラジオ ×
カラバリ ブラック、プラチナシルバー、ブルー
 

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