2026年3月にバルセロナで開催されたMWC Barcelona 2026ではさまざまなスマートフォンの新製品が展示されました。中堅メーカーも意欲的な製品を出すなど、MWCは「スマホの祭典」と呼ぶにふさわしいイベントなのです。
しかしその一方で、マイナーメーカーの製品も多く展示されていました。その中でも「まだ生き残っていたのか」と筆者が驚いたメーカーの製品を紹介します。
かつての中国の覇者「Coolpad」の現在地
それはCoolpadというブランドのスマートフォンです。Coolpadは、最近の中国の大手メーカーが登場する前の時代からスマートフォンを次々と投入して、一時は中国で大人気となりました。しかし、製品展開に失敗し親企業も変わる中、今は一部の国で細々とスマートフォンを展開しています。
とはいえ、ヨーロッパの先進国や東南アジアなど、筆者が訪問する国で製品が売られている姿を見たことはありません。
MWC 2026では、ODMメーカーのFlog MobileのブースにCoolpadのスマートフォンの展示がありました。同社が製品を開発製造し、Coolpadのブランドで販売されているというわけです。
代表製品として展示されていた「C16」は2024年秋の製品であり、6.75型のHD+ディスプレー、SoCにUNISOC T606、5000万画素カメラ、5000mAhバッテリー搭載のエントリー4Gモデル。中南米やインド界隈で販売されているようです。
新興国を中心に広がる「その他メーカー」の生存戦略
世界中で販売されているスマートフォンは、大手メーカーで寡占されているとはいえ、総出荷台数の3割程度は「その他メーカー」となっています。2025年の総出荷台数は約12億台、つまりその他だけで3.6億台程度あります。中小ブランドでも数百万台程度を出荷するのは十分可能であり、新興国を中心にまだまだビジネスチャンスはあるのです。
MWC 2026にはFlob Mobile以外にもODMメーカーが多数出ており、相手先ブランドで出荷されるスマートフォンの種類は数百以上になります。Coolpadのような元・メジャーブランドだけではなく、日本人がまったく知らないようなブランドのスマートフォンも新興国などで販売されています。
MWCの醍醐味は「知られざるスマホ」との出会い
MWC 2026の会場をくまなく歩き回れば、ほかにも「知られざるメーカーのスマホ」など、ここでしか見れないような製品に出会えるはずです。しかし、現実的には会期は4日間しかなく、毎年すべてを見て回ることはできていません。来年のMWC 2027でも、レアなスマートフォンをなんとか探し出したいと今から考えています。




































