それでも「通話かけ放題」と「シンプル料金」は高く評価したい
厳しいことも言ったが、それでも楽天モバイルには他社にはない圧倒的な強みがある。3GBまでしか使わなければ月1078円、20GB以上はどれだけ使っても月3278円という料金と、「Rakuten Link」による無料通話だ。
特に通話のメリットは大きく、3大キャリアは30秒で22円で1時間話せば2640円。最近はLINEなどを使った通話が多いから関係ないという考えもあるが、通話アプリで繋がっていない人とつい話が盛り上がってしまうと料金が怖いことになる。これは1回5分/10分までの通話定額があっても焼石に水だ。
そして、料金は一応ワンプランが維持されている。“一応”というのは「Rakuten最強U-NEXT」というU-NEXTがセットのプランも用意されているためだが、データの大小ではなく、U-NEXTの有無で選ぶので必要な人以外は関係ないだろう。
またこの安価な料金は、固定回線のセットや家族割引を前提にしたものではない。複数回線による割引は1回線あたり月110円。3大キャリアに比べるとシンプルで囲い込みは緩い。
そのほかにも、楽天モバイルは再発行を含めたeSIMの手続きが圧倒的に便利なこと、複数回線やユーザーページのIDの管理が複雑でないこと。これらもメリットとなる。
現在の料金を維持できれば引き続き魅力は変わらない
さらなるエリア整備に引き続き期待
楽天モバイルは、地下鉄などで確かに改善を進めたと感じられるエリアもあるが、まだまだ厳しいと感じる場所も少なくない。速度測定をすれば依然として他社にやや見劣る数字が出ることが多いのも事実だ。
しかし、筆者は楽天モバイルにはまだ期待を持っている。現在の料金プランとRakuten Linkでのかけ放題が維持されている限り、コストパフォーマンスでは文句なし。速度低下やエリアの穴はサブ回線を併用すればなんとかなるからだ。
あとは、さらなるエリア整備と利用者が密集する場所での容量増強あるのみ。これらが改善すれば、最強の回線になり得るポテンシャルを依然秘めている。もちろん、ここから先のエリア整備において3大キャリアに追いつくのは簡単ではないことも理解している。あきらめずに整備していけば、いつかは楽天モバイルの1回線だけで問題なくなる日も来ると期待している。

























