写真で見る「T-01A」
NTTドコモの須藤氏によると、T-01Aは、ダイナブック技術を応用しており、いわば「ダイナポケット」とでも言うべき存在だという。
T-01Aは、かなり大きな筐体だが女性でも十分片手で持つことができる
S11HT(イー・モバイル)との大きさの比較。非常に薄く液晶が大型であることが分かる
iPhoneとの大きさの比較。液晶が大型であることがわかる。また、写真からは分かりにくいが厚みが全然違う
縦横の切り替えは、設定によっては傾けただけで可能となる
切り替え速度は、発表会場に置いてあった展示機とは異なり、かなり高速でストレスを感じなかった
独自のUIモーションセンサー。指タップで画面を切り替えることができる
4.1インチの大画面や、それを生かすUIとして新規に開発したストライプメニュー、オリジナルの東芝製ソフトウェアキーボード、そして、世界初搭載となる1GHzの高速CPU、QualcommのSnapdragon QSD2850なども魅力である。
これまでのスマートフォンに比べて、格段にスムーズであり、動画再生やアプリケーションの起動も高速だ。スペインマドリッドの展示会で試作機をお披露目したが、当時から比べても非常に高速になった。東芝の狩野氏によると、UI(ストライプデザイン)が当初はかなり重くて心配されたが、十分実用的な速度になったという。使い込んでいくと、凝りすぎたものは逆にうっとうしくなってくるという発想に基づいて、普段使うものは、シンプルで良いとの発想で制作したという。
大画面にもこだわった。ただし、高精細で一望できる画面を持っているが、ある一定以上の年齢のユーザーの場合、老眼などで見えない可能性がある。そのため、倍角のモードをもうけているという。これからは拡大・縮小をスムーズにする機能を取り込んでいきたいとのことだ。
筐体裏面。カバーの外し方やリセットの仕方を書いたシールが貼られている
カバーの外し方は、miniUSBスロットの蓋をまず外す
突起はカバーを外す時の手がかりになる
慣れればさほど面倒でもない
ただし、microSDカードスロットが、裏蓋を外さないと利用できないのは結構面倒かもしれない
USBホスト機能があるため、USBメモリやUSBキーボード、マウスなどはアダプタを介して利用できる
。
通信規格はHSDPAに対応し、FOMAエリアでは最大7.2Mbpsのデータ通信が可能。またIEEE 802.11b/g対応、Biz・ホーダイダブルに対応している。「Biz・ホーダイダブルがさらに使いやすくなりました。2段階定額制で、490円/月に5月1日から改訂しています。さらにiモード.netサービスによりiモード対応機種をお持ちのユーザーが2台目としてスマートフォンからiモードを送受信することが可能です」とその機能の充実をドコモの須藤氏は語る。
筐体向かって右側面には、miniUSBスロット(蓋がされている)やカメラボタン(変更可能)などがある。非常にシンプルでデザインにも配慮された構成だ
本体の穴もなるべく減らすために、充電など3個の表示機能を1個でまとめている。最初は3つの穴があいていたそうだが、T-01Aでは、1つの穴に3つの機能を収めたという。
また、ソフトウェアも充実している。T-01A独自のソフトウェアとして、動画や写真のブラウザであるKinoma Play、日本語入力プログラムATOK、NAVIソフトを搭載した。GPSを利用したサービスを受けることもできる。
Kinoma Playの動画選択場面。起動すると自動的に動画や画像を検索してくれる。ただし、毎回検索するようなので、16GBのmicroSDカードを入れている場合などは、検索が終わるまでに結構時間がかかることになる
Kinoma Playで動画を再生中。動画は横画面に自動的になって再生される
ウェブブラウザは、IE MobileとNetFrontの2種類を搭載。IE Mobileも機能強化されている
NetFrontは表示の再現性が高い
発売日に本オープンされるToshiba Mobile Plazaが仮オープンしていた。さまざまな情報が発信されることになる
モーションセンサーも細かな設定が可能だ
ランチャー画面は、指でタップし続けることで次の画面にアニメーション付きで切り替わる
カメラ画面。大きなディスプレイで今撮ろうとしている画面が表示されるので、非常に分かりやすい
標準のメモでは手書きメモやグラフィックを描くこともできる
再起動するとNTTドコモのロゴがまず表示され、Windows Mobile 6.1のロゴが次に表示される