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絵文字も進化させた孫社長とソフトバンク
絵文字について積極的だったのはソフトバンクだった(関連記事1、関連記事2)。孫社長自身がかつてドコモユーザー時代に絵文字を使っていたエピソードを披露しながら、好感度ナンバー1の絵文字を目指すと他社に例を見ないリ・デザインを敢行。その思いはiPhoneにも通じ、日本のiPhoneユーザーも絵文字が使えるようになった。
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プロジェクターがケータイの周辺機器に
2008年の「CEATEC JAPAN」で展示されていた、ドコモのプロジェクター搭載ケータイは、2009年に「iida G9」のオプションとして、またドコモ「F-04B」のアタッチメントとして実現された(関連記事1、関連記事2、関連記事3)。バッテリの問題、価格の問題、何を映すか?という問題などで、まだまだメジャーにはならないかもしれないが、街に白い壁が増えたり、間接照明が増えたり、生活がプロジェクター対応になっていくとおもしろい。
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新聞が丸ごと読めるiPhone、そしてケータイ
産経デジタルが手がけた、産経新聞がそのままiPhoneで丸ごと読めるアプリケーション(関連記事)。当初は広告が白抜きになっていたりしていたが、バージョンアップによって動く新聞広告が表示されるなど、ネットならではの新たなモデルを用意してきた。
またiPhoneを有するソフトバンクは、Wi-Fiケータイを打ち出し、産経新聞を含むリッチコンテンツを楽しめるプラットホームを目指す(関連記事)。iPhoneのスタディをもっとも真摯に取り入れているのがソフトバンクと言える。
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iPhoneはそのユーザー層を広げる
2009年もっとも伸びた端末はiPhone。2009年初頭の「iPhone for everybodyキャンペーン」(関連記事)、2009年6月末の「iPhone 3GS」発売(関連記事)、2009年12月の「iPhone 3GS 16GBが実質0円」(関連記事)などの料金施策は、これまでリーチが弱かった学生や女性にもユーザー層を広げ始めた。