■「Pixel 3a」や「Galaxy Fold」は出さないのか?
KDDIでは今回、新料金プランの発表とともに、夏モデルとして9機種のスマホとケータイを投入するとアナウンスした。
KDDIではすでに分離プランが導入されているが、端末の割引がなくなったことで「今回もミドルクラスを充実させたラインナップになっている」(KDDI 商品・CS統括本部 山田靖久副統括本部長)という。
実際のところ、Galaxy A30やHUAWEI P30 Lite Premiumなどのミドルクラスが揃っている。
一方で気になるのが、先週、グーグルから発表された、Pixel 3aがラインナップには並んでいないという点だ。KDDIでは昨年、Pixel 3が発表された時もNTTドコモとソフトバンクが扱う中、採用を見送っている。KDDIはPixelシリーズを頑なに扱わない気なのだろうか。
「夏商戦に関しては、今回のラインナップでお客様のニーズを満たせると思っている。確かにPixelのようにグーグルの体験を重視するユーザーもauのなかにはいるのは事実。ただ、Pixel 3aは、KDDIのネットワーク接続試験をクリアしている。そういうお客さんにはSIMフリーのPixel 3aという選択肢がある」(山田氏)とのことだ。
もうひとつ、見逃せないのが、Galaxyシリーズだ。
ハイエンドのGalaxy S10+、Galaxy S10、ミドルクラスのGalaxy A30などが揃うが、折りたたみのGlaxy Foldが見当たらない。海外では、メディアに貸し出したGalaxy Foldが壊れまくり、受け付けていた予約が自動キャンセルされた、なんていう話もある。KDDIでGalaxy Foldは扱わないのだろうか。
「現時点で決まっているものはすべて発表会で披露した。今後、市場の動きによって、新しく出せるものがあれば、別途発表したい。サムスン電子は報道を見る限り、グローバルナンバーワンメーカーとして、一生懸命対応しているのではないか」(山田氏)
容量無制限で使い放題のauデータMAXプランを思う存分楽しむには、折りたたみで大画面であるGalaxy Foldのようなスマホこそが生きてくる。サムスン電子にはぜひとも頑張ってGalaxy FoldをKDDIで出してもらいたいものだ。