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ハイブリッド10倍ズーム搭載! 「OPPO Reno 10x Zoom」速攻レビュー (3/4)

文●村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII編集部

2019年07月03日 16時05分

もはやデジカメが要らなくなる高性能カメラを搭載

 AIによって被写体・シーンを認識し、最適な設定をしてくれる機能も搭載しています。なので、ほとんどの状況ではデフォルト「写真」で撮ればOK! さらに、人物撮影に適した「ポートレート」、夜景撮影に適した「夜」などのモードも搭載されています。

「AIシーン認識」は初期設定でオンになっているが、「設定」でオフにすることも可能

多彩なフィルターが用意されているが、撮影後の画像編集にも同様の機能がある

「幻惑色」をオンにすると、写真の色調が変わる

スイーツを撮影した作例

花を撮影した作例。あいにくの雨天だったが、鮮やかな色で撮影できた

ズームのおかげで、離れた場所にいる鳥なども撮りやすい

「夜」モードに設定して撮影。実際に見えるよりも明るく撮れた

超広角で「夜」モードに設定して撮影した作例

「ポートレート」で撮影すると、背景がナチュラルにぼける

 撮影シチュエーションや被写体を選ばず、ナチュラルかつ鮮やかな色で撮れる印象。筆者は、OPPOのFind Xという機種を実際に使っているのですが、Find Xよりも色がナチュラルになり、表現でき色域も広がったように思います。Find Xだと、空の青や木々の緑が濃くなりすぎたり、どことなく着色感が目立つ写真になることがあるのですが、Reno 10x Zoomは透明感が感じられる色調で、写真を撮るのが楽しくなりました。デジカメの代わりとして使える性能を備えています。

ナチュラルに盛ってくれるインカメラも魅力

 インカメラを使う場合は、本体の上部からスッと出てきます。その時間は、わずか1秒ほど。「ピボットライジング構造」と呼ぶそうです。OPPOは、Find Xという機種ではスライドしてカメラが出てくる構造を導入していましたが、Reno 10x ZoomのほうがFind Xよりもスピーディーに出てきます。


最後に使ったカメラがインカメラの場合、カメラアプリを起動するだけで、インカメラが出てくる。撮影を終えて、ホームに戻ると、カメラは格納される

インカメラは約1600万画素でF値は2.0。補助ライトも搭載している

アウトカメラでフラッシュを点灯するときにも、この部分が出てくる

 インカメラは「ポートレート」で撮影することで、背景をぼかして人物が際立つセルフィーが撮れます。AIを用いたビューティー補正機能があり、肌をきれいに補正できます。部下の女性に試してもらい、自分も試してみましたが、非常にいい感じでした。自撮りを楽しみたい人も満足できると思います。

美肌だけでなく、顔を細くしたり、小顔に見せたりする補正も可能

インカメラの「ポートレート」モードで、補正をオフにして撮影

AIによる美肌補正をオン(30%)に設定して撮影

自然な補正なので男の自撮りにも役立ちそうだ

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