格安SIM、SIMフリースマホなどの1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週は、スナドラ855を搭載しながら約5万円のゲーミングスマホ「Black Shark2」の廉価版が出荷開始。また、mineoは混雑時間帯に速度制限される代わりに料金が割り引かれる「エココース」を発表した。

カラバリはシャドーブラック、グローリーブルー、フローズンシルバーの3色

スナドラ855搭載のゲーミングスマホが約5万円
「Black Shark2」の廉価版が出荷開始された

　国内ではTAKUMI JAPANが取り扱うゲーミングスマホ「Black Shark2」。シャオミが出資するメーカーの製品で、スナドラ855や液冷システムの搭載、6.39型有機ELなどの性能の高さに加え、アグレッシブな外見にも注目が集まった。また、ドコモ／ソフトバンク網に対応するなど、国内向けのカスタマイズも行なわれている。

　このBlack Shark2、当初は12GBメモリー＋256GBストレージモデルが税抜9万9880円でリリースされたが、8月に入り、6GB＋128GBの廉価モデルが税抜4万9800円で登場。上位モデルの約半額で、スペックを考えると非常にお買い得だと話題となっている。

公式ECサイトで販売されている。2年間の補償を追加することも可能

　この廉価モデルについて、8月31日に出荷が始まったことが発表された。TAKUMI JAPANの公式ECサイトでは、初回入荷分については一部カラバリで売り切れ状態。今から注文した場合は、9月上中旬以降の発送になるという。また、同じく公式ECサイトでは、上位の12GB＋256GBモデルについても、化粧箱や梱包に一部問題があり、保証期間が1ヵ月になるというアウトレット品を、税抜7万9800円で販売している。

通勤、昼休み、帰宅の混雑時間帯が200kbpsになる代わりに
料金が割引される「エココース」をmineoが提供

　mineoが新発想の割引サービスを開始する。昨年7月からトライアルが始まり、9月2日から正式サービスが始まる「エココース」は、混雑時間帯（平日：7:30～8:30、12:00～13:00、18:00～19:00）の通信速度が200kbpsになる代わりに、料金が割引されるというもの。割引額は3GBプランで月50円、6GBプランで月100円、10GBプランで月150円、20GBプランで月300円、30GBプランで月450円。既存ユーザーも変更申し込みが可能。

ピーク時間帯のみ速度が制限される代わりに、料金が若干割り引かれる

　MNOから帯域単位で回線を仕入れる格安SIMの場合、多くのユーザーが一斉にデータ通信を利用する昼休みなどに通信速度が低下するのは、サービスの性質上必然と言える。そこで一部ユーザーがそのピークを避けることで、サービス全体の最適化を図ろうというものと言える。なお、土日は速度制限は無いほか（祝日は適用される）、速度制限適用時のデータ通信も通信量のカウント対象になるとのこと。

人気の音声通話付きSIMの料金表（税込）
（データ専用SIMは前回分をクリック）

^{※1：12〜13時、18〜19時は最大300kbps
※2：新規加入で最低利用期間2年間を選択時は、2年間月1080円引きとなる
※3：518円／1GBの追加チャージのみ、購入当月のみの利用で繰り越し不可(他は3ヵ月後の末日まで利用可能)。繰り越し可能な1GBのチャージは1188円
※4：au網を用いたサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある}