APN設定が新コースでは違うものに
新コースでは新たなAPNが設定されるため、SIMフリー端末の大国プリセットされているOCN モバイル ONEの設定は利用できない。新たに入力するか、従来用の設定を編集して使う必要がある。
従来ユーザーが新コースに変更する場合は、各自でAPN設定を新コースが適用される月のはじめに行なう必要がある。APNは従来「lte-d.ocn.ne.jp」だったものが、新コースでは「-d」がなくなり「lte.ocn.ne.jp」になるが、それ以外の設定に違いはない。APNなどの情報を新たに手動で打ち込むよりは既存のものを編集したほうが早いかもしれない。
iPhoneでは構成プロファイルのダウンロードが必要になる。OCNモバイルONEのウェブサイト(https://support.ntt.com/mobile-one/download/detail/pid2100000ctd)からダウンロードする必要があり、場合によっては一時的にWi-Fi接続などに切り替える必要がある。
なお、OCN モバイル ONEの特徴として、従来コースでは利用端末がLTE対応か3G対応かでAPN設定が異なっていたが、新コースではLTE端末のみで利用可能。そのため、3G専用端末では新コースは利用できないことになる。
早速試したところ、混雑時間帯でも爆速を記録
今回はDSDV対応のスマートフォン「HUAWEI P30 lite」に新旧コースのSIMを挿入。データ通信を使う際は、SIMを切り替えて試している。
まずは混雑時間帯以外に試してみたが、深夜など閑散時間帯の数字では従来コースよりも測定上では少し遅くなった。そうは言ってもこのレベルでは、実際にウェブサイトなどにアクセスしてみても使用感に違いがあるとは思えなかった。
深夜2時頃のテスト結果(OOKLA Speedtest) | ||
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(Mbps) | 下り | 上り |
新コース | 37.60 | 13.80 |
旧コース | 74.60 | 18.40 |
そして、いよいよ昼休み。魔の12時30分を回っても新コースでは速度がほとんど落ちない。旧コースがMVNOの格安SIMらしく数Mbpsまで落ちてしまうのとは対照的だ。現時点ではまだ新コースの加入者が少ないことが原因かもしれないが、この速度が続くなら評価できる。
昼12時40~50分頃のテスト結果 | ||
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(Mbps) | 下り | 上り |
新コース | 43.30 | 5.82 |
旧コース | 1.74 | 6.28 |
念のため日を変えて別日に昼の時間帯を計測してみたが、同様の結果。ただし、若干最高速度が下がった印象だ。もしかしたらこの数日の間にもユーザーが増えて速度が変わっている可能性もある。
昼12時40~50分頃の別日のテスト結果 | ||
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(Mbps) | 下り | 上り |
新コース | 30.10 | 10.20 |
旧コース | 1.91 | 5.34 |
夕方の18時という帰宅時間帯も大きな差が出た。この時間帯の速度低下があまり大きくない格安SIMもあるが、OCN モバイル ONEでは新旧にだいぶ差が出ており、ウェブ閲覧を始め、使い比べてみても、レスポンスやデータが流れてきて表示が進むテンポが違い、速度差はしっかり感じられる。
夕方18時頃のテスト結果 | ||
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(Mbps) | 下り | 上り |
新コース | 40.20 | 23.90 |
旧コース | 3.15 | 11.80 |