■日本語入力は「ライブ変換」に統一できる
キータッチの問題は世界共通でしたが、日本語特有の問題として、「日本語入力」におけるデバイス間の差がありました。
MacではATOKやGoogle日本語入力などサードパーティを含めた多くの選択肢があるのに対し、iOSデバイスの外付けキーボードでは標準で提供されるものしか利用できず、操作感には大きな差がありました。
しかし最新のiPadOS 13.4では、macOSによく似た「ライブ変換」が導入されたことで、Macとほぼ同じ感覚で日本語入力ができるようになりました。
長年、筆者はATOKに慣れ親しんできたものの、これを機会にライブ変換に挑戦しています。この原稿も最初から最後までライブ変換で書くことにしました。原稿の細かな修正作業にはまだ違和感が残るものの、数日間でだいぶ慣れてきました。
ほかにも「修飾キー」の入れ替えや、「control+p」と「control+n」による上下のカーソル移動も実装されるなど、MacとiPadの間にあったキーボード体験の差が確実に縮まっています。