シャオミは2日、オンライン発表会を開催し、「Mi Note 10 Lite」「Redmi Note 9S」の2製品を紹介。Redmi Note 9Sは4眼カメラやSnapdragon 720Gなどを搭載しながら、2万4800円からというインパクトのある価格を発表した。

4GBモデルで2万4800円。しかも税込

上位機譲りの美しい有機ELディスプレーを搭載
カメラも6400万画素ソニー製センサーの「Mi Note 10 Lite」

　発表会冒頭では、世界におけるスマートフォン全体の市場が13％ダウンしている中、同社は世界4位、9％のシェアを獲得している点をアピール。また、昨年末にリリースした「Mi Note 10」が、国内のメディアに高評価を受けた点を紹介した。

　今回の新製品のうち、まず「Mi Note 10 Lite」は上位モデルのMi Note 10譲りの高画質な曲面有機ディスプレー（6.47型、1080×2340）を搭載している点をアピール。また、今回リリースされる3色のうち、グレイシャーホワイトとネピュラパープルについては、日本が最初に販売される市場であると紹介した。

Mi Note 10 Lite

　カメラについては、メインが1/1.73型で6400万画素のソニー製センサー「IMX686」を搭載。8メガの超広角、2メガのマクロ、5メガの深度センサーと組み合わせることで、ポートレート、超広角、マクロなどあらゆる場面に対応できる点を紹介。またVlogモードも売りの1つで、数枚の写真を撮影してボタンを押すだけで、数秒のドラマチックな動画を撮影してくれるという。

　基本スペックは、Snapdragon 730G、6GBメモリー、64/128GBストレージ、5260mAhバッテリーなど。発売日は6月9日で、64GBモデルは3万9800円、128GBモデルは4万4800円（ともに税込）。

4GBモデルはなんと2万4800円！
700番台のスナドラに4眼カメラの「Redmi Note 9S」

　一方の「Redmi Note 9S」は、同社では「Mi」ブランドと並ぶ、コストパフォーマンス重視の「Redmi」ブランドでは国内初の製品。

Redmi Note 9S

　コスパ重視のミドル機と言っても、Tiny Dot Displayと名付けられた狭額縁＋パンチホールカメラの6.67型液晶は、1080×2400ドットで画面占有率は91％にまで達する。また、滑らかなカーブと3D曲面ガラス、左右対称デザイン、20の工程で作られたという美しい背面はこの価格の端末には無いものとする。

　基本スペックも高い。CPUは700番台のSnapdragon 720Gで、AnTuTu 8のスコアは27万点台という高さを誇る。メモリー／ストレージも4GB／64GBまたは6GB／128GBと十分な容量で、バッテリーも5020mAhと大容量でありながら、8.8mmという薄型筐体を採用する。

　背面に搭載された4眼カメラは、48メガ＋8メガ超広角＋5メガマクロ＋2メガ深度測定の組み合わせ。Mi Note 10 Liteと同じく、手持ちによる夜景撮影を含めた、多様なシーンに対応するカメラであると同時に、4800万画素ならではの精細さも紹介した。

　指紋センサーは右側面の電源ボタンとの一体式。サウンドも売りで、低音を強化した本体スピーカーに加え、ヘッドフォン端子もいまだしっかり用意している。前面・背面ともにゴリラガラス5を採用することで頑丈さも確保する。

　そして、今回最大の注目の価格は、4GB／64GBモデルが2万4800円、6GB／128GBモデルが2万9800円（いずれも税込）と発表。このスペックでの価格はシャオミならではと言えるだろう。発売日はこちらも6月9日。