ファーウェイ・ジャパンは2日、新フラグシップとなるSIMフリースマホ「HUAWEI P40 Pro 5G」を発表した。予想実売価格は税抜10万8800円で、6月12日の発売を予定している。ここでは実機の写真を中心に見ていこう。

ファーウェイの最新フラグシップ機「HUAWEI P40 Pro 5G」が国内登場

ライカの4眼カメラとAIによる撮影機能が最大の注目点
シルバーフロストのカラバリが手触り含めて注目

　ファーウェイ製フラグシップと言えば、やはりカメラ。本機では「Leicaウルトラビジョンクアッドカメラ」と名付けられている。メインの約5000万画素カメラは、1/1.28型というスマホ史上最大級のセンサーを採用。RYYBフィルターとの組み合わせで暗所でのさらなる強さを誇る。約4000万画素の超広角シネマカメラも強力で、超広角だからと画質を犠牲にしない。ペリスコープ型の光学5倍の望遠カメラにもRYYBフィルターを採用。4つめはToFカメラだ。

シルバーフロストのカラバリは手触りも◎

これが注目のカメラ部

「Leicaウルトラビジョンクアッドカメラ」という名称が用いられている

インカメラ部にはToFカメラも搭載されている

　今回のカメラは「ゴールデンスナップ」というAIを活用した撮影機能。背景に映り込んだ通行人を削除したり、グループ写真では笑顔がそろったカットを推薦してくれるなどの機能を持つ。

ゴールデンスナップでは複数の写真撮影により、ベストショットのチョイスや余計な通行人削除などを行なう

　デザイン面では左右側面に加えて、四隅も丸みを帯びた「クアッドカーブディスプレイ」を採用。6.58型という大画面の有機ELパネルを採用しながら、横幅は約72.6mmというコンパクトさだ。カラバリはブラック、シルバーフロストの2色。特にシルバーフロストはサラサラとした手触りの表面処理が魅力的だ。

左右の側面は曲面になっている

四隅も丸くなっている

　ネットワーク面では5Gに対応。5G＋4GのDSDVも利用可能。さらにeSIMも搭載している。国内の個人向けサービスではIIJmioが提供している程度だが、海外を始め、今後の活用を考えるとうれしい要素と言える。

両面装着タイプのSIMスロット。片方にはNMカードの追加も可能

今回はさらにeSIMも

今後さらに活用の幅が広がりそうだ

　ハイエンド機らしい性能とデザインを兼ね備えた注目の1台と言えるだろう。