5月に発表されたアップルの13インチ「MacBook Pro」は、これまで悩ましい要素だったキーボードとメモリー容量を改良。日本での価格が下がったことでお買い得感が増しています。
■キーボードは「Magic Keyboard」に統一
最近のアップルはキーボード体験の刷新を図っており、16インチMacBook Pro、MacBook Airに続き、13インチMacBook Proも「Magic Keyboard」を採用しました。
従来のバタフライキーボードには「薄すぎて打ちにくい」との声もありましたが、キーストロークは1mmが確保され、2015年までのモデルに似たキータッチに戻っています。WindowsのノートPCにもよく採用されている、万人向けの使い勝手といえます。
左上のESCキーは独立し、カーソルキーが逆T字型になったことも特徴です。前モデルまでの薄型キーボードやESCキーに馴染めず、MacBook Proから離れた人にとって、2020年モデルはMacに戻るきっかけになるかもしれません。
逆に、薄型キーボードになんとか慣れてきた人にとっては、「これまでの努力は何だったのか」と言いたいところですが、デスクトップ用のMagic KeyboardやiPad Proとの間でキーボード体験を共通化できるのは魅力といえます。