ファーウェイのEMUI 11のメモ帳は撮影したテキストを保存できる

文●中山 智 編集● ASCII

2020年10月12日 10時00分

 ファーウェイのスマートフォンに標準アプリとして搭載されている「メモ帳」。ちょっとしたメモなどを残しておくのに便利なアプリですが、最新OSの「EMUI 11」からは、写真で撮影したデータから、テキストをスキャンして保存する機能が搭載されました。

写真撮影した文字をテキストデータとしてメモ帳で保存可能になった

 使い方は、まず「メモ帳」を起動して新規のメモを作成します。次に「ギャラリー」をタップして「文書のスキャン」を選択します。すると写真撮影の画面に切り替わるので、メモに取り込みたい書類などを撮影します。

「メモ帳」を起動して、画面右下の「+」から新しいメモを作成

「ギャラリー」をタップする

「文書スキャン」を選択

読み取りたい部分を写真撮影

 あとは「テキストを抽出」をタップすれば、撮影した写真に写っている文字を検知して、テキストとして抽出できます。撮影した範囲が広くて文字の判別がしにくかったり、角度がついていて曲がっている場合は、撮影したデータのサムネイルをタップしてプレビューを開き、「調整」を選択します。

撮影した写真のプレビューを開く

 ここで抽出したいテキストのエリアをタッチ操作で選択できるようになっています。また傾きなども調整できるので、写真内のテキストに合わせて設定しましょう。

取り込みたい部分を調整する

範囲指定だけでなく、垂直水平もある程度補正してくれる

 抽出したテキストは、その場で編集可能。文字認識が間違っている場合などはここで修正できます。テキストに問題なければ「保存」をタップすれば、メモに抽出したテキストの貼り付けが可能。「画像とテキストを保存」もしくは「テキストのみ保存」が選べます。

抽出されたテキストを確認して、文字の修正ができる

テキストと一緒に保存できる

 日常配布された資料や時刻表、名刺などをテキストで保存したいというケースは多いはず。そういったときに便利な機能なので活用しましょう!

※HUAWEI P40 Pro/EMUI 11で検証しました。

筆者紹介:中山 智

 海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

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