松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析

アップル新型「MacBook Air」震えるほどの性能向上 (3/3)

文●松村太郎 編集● ASCII

2020年11月11日 16時00分

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●その上、省電力性に優れる

 M1チップは、省電力性とハイパフォーマンスの両立を目指したチップです。これを前提としたMacBook Airは、18時間のビデオ視聴が可能で、2倍長い時間ビデオ会議に参加することができる省電力性を備えます。

 iPhoneは、MacBook Airよりはるかに小さなバッテリーで1日持つ省電力性と、PC並の処理性能を両立させてきました。そういう生い立ちがあるApple Siliconは、簡単に言えば「サボるのが上手なチップ」であり、必要ないときは極めて低い電力しか消費しないし、必要なときでも適切にパフォーマンスを調整して極力電力消費を抑える仕組みが引き継がれているのではないでしょうか。

 次回は、MacBook Proを見ながら、M1チップについて、その将来性について考えます。

 

筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

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