ブランド戦略にも違い
スマホに欠かせない決済機能は両モデルともにおサイフケータイに対応しています。しかしMi 11 Lite 5Gでは「Visaのタッチ決済」のようなNFC決済を使うのに設定の切り替えが必要となっており、シャオミによれば仕様とのこと。FeliCaとNFC決済を使い分けたい人は気をつけたい点です。
※メーカーからNFC決済の仕様について連絡を受けたため表現を変更しています。(2021年7月12日)
ブランドイメージにも違いがあります。実機を手に取れる店舗はまだ限られており、中国メーカーとして先行したファーウェイも地方での知名度獲得に悩んでいました。これに対してOPPOは指原莉乃さんを起用したテレビCMで全国展開を図っています。
一方、シャオミは発表会で「半導体不足」問題を取り上げ、「他社は値上げをするか、スペックを引き下げている」と指摘します。その中でシャオミは最新世代の「Snapdragon 780G」を日本で初めて搭載したことをアピールしました。
こうした話は一般にはあまり響かないものですが、まずはスマホに詳しい人にコスパの良さを実感してもらい、口コミで広めてほしいという狙いが感じられます。両者の戦略の違いがどう影響してくるのかも注目といえるでしょう。