14日（現地時間）に発表されたiPhone 13の4モデル。機能やスペックの違いは、ASCII.jpの各記事をチェックいただきたいが、本記事ではSIMフリー版およびキャリアでの価格についてまとめている。なお、価格はすべて税込である。

今年はiPhone 13の4モデルが一斉に予約受付＆発売。どれを買うか決まった？

安価なのはApple StoreでのSIMフリー版
ahamoやpovoなど新プラン利用者はSIMフリー版がいいだろう

　表からわかるとおりに、単純な端末価格で比較すると、ドコモ／au／ソフトバンク版は割高になっている。自分でSIMを差し替えられるし、プラン変更が必要でも自分で調べられるので大丈夫、すでにahamoやpovoといったプランで契約しているといった人はSIMフリー版がオトクだろう。Apple Storeでの購入でも24回分割払いが可能なほか、ヨドバシやビックのECサイトでもSIMフリー版が販売予定だ。

キャリアはMNPでの割引や
端末の回収を前提にユーザーの負担を少なくする施策

　一方、キャリアで購入すれば毎月の料金と一緒に割賦の支払いが可能なほか、MNPで加入するユーザーに割引を実施したり（楽天は初回契約時のポイント込み）、2年間の利用後に端末を返却する（実質的には下取り）することで、負担を小さくするなどのプログラムが用意されている。下記はこうしたプログラム利用時（2年後に端末を返却する前提）の“実質負担額”だ。

　プログラムの内容自体は各社微妙に異なっており、ソフトバンクと楽天は48回払いで25ヵ月目以降に端末を返却することで、それ以降の支払いが不要になる仕組み（つまり実質負担額は半分に）。

　ドコモ／auは自動車の販売などに近い「残価設定型の24回分割払い」で、2年後の残価があらかじめ決められており、端末価格から残価を差し引いた金額（これが上記の“実質負担額”）を23回分割で支払う。そして2年後に端末を返却するか、もしくはそのまま使って、残価を24回分割で支払い続けるかを選択できる。

ドコモ／auは2年後の残価が端末ごとに決まっており、2年後に返却して残価の支払いを不要にするか、もしくは引き続きその端末を使って、残価を分割／一括で支払うかを選択できる

　いずれにしろ、「端末を返却する」というのは実質的には「端末の下取り」で割引販売とは異なる種類のものだ。そして端末の下取り自体は専門店やApple Store、フリマアプリなどでも可能なので、必ずしもキャリアのプログラムに頼る必要はない。この詳しい仕組みはまた別途記事で紹介予定だ。

SIMフリー版は旧機種のiPhone 11／12も継続販売

　なお、SIMフリー版については、iPhone 11／12／12 miniも値下げして販売が継続されている。新機能に必ずしもこだわらないなら、これらの機種を狙ってもいいだろう。