ASCII Power Review

富士フイルム「GFX50SII」実機レビュー = ついに50万円切りでフルサイズ・ミラーレスに勝つ!

文●写真 岡田清孝 + 編集● ASCII PowerReview軍団

2021年09月23日 13時00分

「GF63mmF2.8R」を装着した状態。電源を入れるとレンズが繰り出す。「GF50mmF3.5R」ほどではないが、そこそこコンパクト。

「GF63mmF2.8R」で撮影。絞り開放だとピント部のシャープさと被写界深度の浅さが合わさり立体感のある写りなる。絞りF2.8・シャッタースピード1/4000秒・ISO400・ホワイトバランスオート。

「GF63mmF2.8R」で撮影。雑多な街中も精細な解像感のおかげ気が付かなかった発見がありそう。ただし思ったより被写界深度が浅く画面手前のピントが甘いのは失敗・・・絞りF8・シャッタースピード1/150秒・ISO100・ホワイトバランスオート。

「GF63mmF2.8R」で撮影。ボケは開放だと口径食もあるが、少し絞ると解消する。このあたり「GF55㎜F1.7」ではどうなるか気になるところ。絞りF2.8・シャッタースピード1/640秒・ISO400・ホワイトバランスオート。

 「GF30mmF3.5R」は35㎜換算24㎜相当。適度な広さの画角と遠近感が得られる。歪みは目立たず開放でも画面全体で整った描写。鏡筒もスリムでも持ち運びもしやすい。

「GF30 mmF3.5R」を装着した状態。フィルター径58㎜と広角にしてはスリムな鏡筒なので構えやすい。

「GF30 mmF3.5R」で撮影。絞り開放で周辺部の描写のチェックしてみたが、像の乱れや光量低下はまったく気にならない。絞りF3.5・シャッタースピード1/550秒・ISO100・ホワイトバランスオート。

「GF30 mmF3.5R」で撮影。広角レンズの広い画角と遠近感。さらにボケも活かせるは中判デジカメならでは。絞りF3.5・シャッタースピード1/170秒・ISO100・ホワイトバランスオート。

「GF30 mmF3.5R」で撮影。太陽の光芒を強調したかったのでF32 まで絞った。回折現象の影響で少し解像感の甘さはあるが、それでも十分満足できる画質だ。絞りF32・シャッタースピード1/220秒・ISO400・ホワイトバランスオート。

 「GF120mmF4R」は35㎜換算95㎜で、最短45cm倍率0.5倍のマクロ撮影が可能。リニアモーター内蔵でAFは静かでスムーズに動作する。中望遠でマクロなのでピントやブレは注意が必要だが上手く撮れた時の喜びはたまらない。使いこなしがいのある一本だ。

「GF120mmF4R」を装着した状態。さすがにデカい。それでも十分手持ちで撮れる重さなのはミラーレスの恩恵だ。

「GF120mmF4R」で撮影。毛並みまでシャープに写りすぎて少し怖い。それほど動かない鳩だったが、中判の中望遠でピントを合わせるのは結構大変。絞りF4・シャッタースピード1/850秒・ISO400・ホワイトバランスオート。

「GF120mmF4R」で撮影。前ボケでソフトな写真してみたが、ピント部がシャープなおかげでクリアに写っている。絞りF4・シャッタースピード1/340秒・ISO400・ホワイトバランスオート。

「GF120mmF4R」で撮影。最短に近い距離で撮影したが、絞りF8でも被写界深度は浅め。シャッタースピードもマクロ撮影にしては遅めだったが、手振れ補正のおかげでギリセーフ。絞りF8・シャッタースピード1/60秒・ISO100・ホワイトバランスオート。

 「GFX100S」と比べると画素数は半分で、前述のとおり高感度やAFは一歩譲る。また動画もフルHD30Pでしか記録できない。しかしこの点だけ許容できれば「GFX50SⅡ」を選び、その差額で好みのレンズを購入するほうがより楽しめるはず。「GFX50SⅡ」が中判デジカメデビューの大本命なのは間違いないだろう!

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