PCやスマホのメーカーは参入しやすい
Androidゲームを遊べる専用デバイスは、これまでありそうになかった製品だ。今後期待できるのは、このチップセットを使って、様々なメーカーがAndroidゲーム専用機をつくることだろう。
Razerのみならず、ゲーミングPCをつくっているパソコンメーカー、さらにAndroidスマートフォンメーカーでゲーミングスマホを展開しているところも参入しやすいはずだ。
個人的にはマイクロソフトやソニーなど、コンソールゲーム機メーカーが参入してくると面白いことになりそうな気がしている。
クアルコムとマイクロソフトはWindowsプラットフォームで、クアルコムとソニーはAndroidプラットフォームで良好なパートナーだ。
マイクロソフトはクラウドゲーミングの「Xbox Game Pass」が好調であり、オリジナルのデバイスを出すのもアリなのではないか。
ソニーに関しては、その昔「Xperia PLAY」というコントローラがスライドして出てくるスマートフォンを出して大失敗した過去があるが、最近、ソニー・インタラクティブエンタテインメントがモバイルに興味を示しているという報道も散見されるので、ひょっとして、なんてことを期待したい。
もちろん、Androidゲームが動くということで、グーグルもやる気になるはずだ。Google Playでのゲーム配信、さらに課金が増えるので、グーグルとしても、ゲーム機デバイスが盛り上がることは大歓迎なはずだ。こちらもPixelのように独自ゲーム機デバイスを投入してきてもおかしくない。